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カッター
「カッター〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
カッターの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「土曜夫人」より 著者:織田作之助
やりと木崎の顔を見ながら、ケースの中からヒロポンのアンプルを取り出し、アンプル・
カッターを当てて廻すと、まるで千切り取るように二つに割った。ポンと小気味のよいそ....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
も、富士山へなど登れそうにないという。もっともだ。この寒い冬の最中に上着も無く、
カッター・シャツを着ただけであり、足には地下足袋を履いている僕を見ては誰だってそ....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
に飛んでいる。余り大騒ぎになりそうなので、怖くなった政府では、最近、突如囚人達を
カッターに乗せてトケラウス島へ移して了った。大人しく服罪している者を爆破しようと....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
いいという、本船初まって以来の計画と壮挙とが発表された。そこで、伝馬にはデッキ、
カッターにはエンジンということに振り当てられた。 この計画が発表されると、同時....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
と出て來た男が 「おいおい、あんた何處い行くんだ?」と立ちふさがつた。ズボンに、
カッターシャツの上に、スェーターを着た若い男で、ざん切り風にバラリと刈りこんだ頭....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
笛が真白く、モノスゴク、途切れ途切れに鳴り響くのだ。 左右の舷側に吊した四隻の
カッター端舟はセイゼイ廿人も乗れる位のもので在ったろうか。一|艘毎に素早い船員が....