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「カプセル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

カプセルの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
すが解剖の結果、青酸中毒の反応が充分出て来たことと、青酸加里を包んであったらしいカプセルの一部が胃の中に発見せられました。それからお姉様の枕頭にはレモナーデのコ....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
姙は貧乏人にはちょっとむずかしい。サンガー女史が一番有効なものとして推奨しているカプセルは、一つ五十フランするのだが、それも長くは使えない。また、前に言った瓢箪....
土曜夫人」より 著者:織田作之助
かしいとは思わなかったけど、今から思うと……」 踊る前から、青酸加里のはいったカプセルを口の中に入れて置いて、噛みきったのか。 やがて警官は、京吉に茉莉との....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
人を一時間の後に殺す支那の丸薬や、モルヒネをきっかり三時間後に利かせるように包むカプセルや、遠乗りの時に相手の馬にそっと舐めさせておいて、きっちり二十分後に暴れ....
冥土行進曲」より 著者:夢野久作
お助け下さいませぬか」 「アハハ。お易い御用です。まあおかけ下さい。この薬です。カプセルに這入っている白い粉末ですが、アイヌが矢尻に塗るブシという毒薬から採った....
眼を開く」より 著者:夢野久作
れたお蔭で、人間一切の美徳や仁義孝義を、人間本来の我利我利心理を包むオブラートかカプセルぐらいにしか考えていなかった私は、こうした郵便配達手君の郵便物に対する生....
笑う唖女」より 著者:夢野久作
シャンと冴え返っているような気持で彼は、正面の薬戸棚の抽出《ひきだし》から小さなカプセルを一個取出した。それから突当りの薬戸棚の硝子戸を開いて、きょう昼間、頓野....