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「カルピス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

カルピスの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
どいね。ジンヒーズをたのんだら、ジンらしき香りがチョッピリ。二杯目をたのんだら、カルピスの中へチョッピリとジンをたらして持ってきた。カルピス・ジンというのは珍し....
乞食学生」より 著者:太宰治
店にはいった。老婆が出て来て、 「おや、きょうは、お一人? おめずらしい。」 「カルピスを、おくれ。」おおいに若々しいものを飲んでみたかった。 茶店の床几《し....
大阪を歩く」より 著者:直木三十五
《びわ》葉湯、甘酒――それらは昆布と共に、もう一度、民間の飲み物になってもいい。カルピスなんかよりも、枇杷葉湯は、確に、薬効的であり、甘酒はずっと優れた栄養分を....
職工と微笑」より 著者:松永延造
地方での最も誇る可き名物だったのだ。裁判長は神経衰弱に落ちて、カルシュームを含むカルピスと精力素と云う薬と、ヘモグロピンとヴィタモーゲンとを服用し、その上にビフ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
た。ああ、こんなにあっても足りないのかな、と感心したりして。この頃はソースにしろカルピスにしろ、ビールはもちろん、ビンなしでは買えませんから。 体じゅうに暑さ....
この夏」より 著者:宮本百合子
ことがあっても日曜になんぞ家を見ては駄目ね、あのひっそり閑としていたことはどう?カルピスくらいじゃあとてもおっつかないわ!」 「ハハハ、そのカルピスももうありゃ....
作品の血脈」より 著者:宮本百合子
い。どちらも余り話らしい話もしなかったとおもう。かの子さんはそのときお盆にのせてカルピスのお湯にとかしたのを出してくれた。ああ、これがカルピス? と私は笑ったよ....