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カ所
「カ所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
カ所の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
開始し、あちこち熱心に調べたあげく、一同は彼の足跡にゆきあった。教会へ行く路の一
カ所に鞍が踏みつけられて、土にまみれているのが見つかった。馬蹄の跡は道に食いこん....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
は完全なる日本の姿ではありません。これが、はじめ締結された当時においては七百三十
カ所、四国大のものがあったのであります。いまでも二百六十
カ所、水面を使っておりま....
「星座」より 著者:有島武郎
てもありきたりのものだが、何んとなく清々《すがすが》しくって、注意してみると、一
カ所、針の先でいくつとなく孔《あな》を明けた所があった。園が何か深く考えこみなが....
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
水を取るのに清潔だからと女中が案内をするから、この離座敷に近い洗面所に来ると、三
カ所、水道口があるのにそのどれを捻っても水が出ない。さほどの寒さとは思えないが凍....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
つ雪の上にわずかに顔を出した樹の枝にすがってあらゆる奮闘をよぎなくされた。枝は一
カ所に留っているけれども、スキーは物理の法則通り下に滑る。したがって身体は一
カ所....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
み込んでそこを通り抜け、駆け出さんばかりにしてそこを遠ざかった。 また、八十八
カ所の霊場である石手寺の参道には両側ともびっしりと乞食が坐っていたが、その大半は....
「わが妻の記」より 著者:伊丹万作
いつも手のつけようもないほどむちやくちやにものが突つ込んである所が家の中に一、二
カ所は必ずある。 妻のもののしまい方は普通の世間並とは大分違う。普通の人なら大....
「去年」より 著者:伊藤左千夫
った。消毒の人夫は、飼料の残品から、その他牛舎にある器物のいっさいを運び出し、三
カ所に分かって火をかけた。盛んに石油をそそいでかき立てる。一面にはその明りで屠殺....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
旨にして、近年次第にその信徒を失うという。その英国中にあるもの、礼拝堂三百四十五
カ所、僧侶三百四十人に過ぎず。けだしその原因は、第一に、高尚に過ぎて通俗に適せず....
「西航日録」より 著者:井上円了
の差あり。海岸数里の間遊歩場あり、また海中に幅およそ十間、長さ三百間以上の桟橋二
カ所あり、その一つは壮大なる劇場を設けたり。余ここに遊び、銅銭五文にて昼食を喫し....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
珠江なる、舟は木の葉の浮ぶかと思ふ 楼を下りて、さらに孔子廟、水時計等、三、四
カ所を歴観して帰船す。雷雨はげしく来たり、満身ためにうるおう。少憩の後、郵船会社....
「海底大陸」より 著者:海野十三
可解な放射線――これをかりにZ線とよんでおきましょう。――その線を出す場所を十五
カ所も海図の上で発見したのです。ところが、その十五
カ所の線放射地点というのが、じ....
「恐竜島」より 著者:海野十三
と、中央を通る縦横《たてよこ》には、厚い木材を使ってあるが、それらにはさまれた四
カ所には、うすい板が張ってある。ナイフでごしごしと切っていった。 やがてようや....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
つけろ) もうこうなれば、運を天にまかせる外ないと、机博士は決心をかためた。二
カ所や三
カ所に傷をこしらえるのは覚悟の上で、博士はくらがりを手さぐりで、横にはっ....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
全市にわたって、倒壊家屋は数しれず、しかも先年の震災のときと同じように市内七十数
カ所から、火災が出た。 警防団は、すぐさま手わけをして、組織的な消防作業をはじ....