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ガイド
「ガイド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ガイドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
く簡単なのである。山よりほかに金の費い途を知らないのだから、それに、私の山行では
ガイドやポーターといったものにいささかの支払いもなくてすむし、食糧にしろ他の道具....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
で多忙である。 これも致し方がないことであるが、私は時々トーマスクックやプレイ
ガイドというふうに本当に信用出来る案内屋が出来たら客も画家も助かることかと考える....
「正義と微笑」より 著者:太宰治
か。」 鴎座の事務所の電話番号を捜し出すのに骨を折った。兄さんが、銀座のプレイ
ガイドに勤めている兄さんの知人に電話をかけて、調査をたのみ、やっと判明した。 「....
「多頭蛇哲学」より 著者:太宰治
そろ登場の身仕度を始めた。 古いノオトだけでは、間に合わなくなって来た。文化の
ガイドたちは、またまた図書館通いを始めなければなるまい。まじめに。 全体主義哲....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
大なる饒舌家。老若男女を問わずよく外国語――日本語以外――をあやつり、即時職業的
ガイドに変ず。自己ならびに過去を語るを好み、向上心に乏しく、安逸と独逸風のビール....
「登山の朝」より 著者:辻村伊助
ている、いぎたなく寝込んでしまった近藤君をたたき起こして、隣の室に出ると、上から
ガイドの連中が降りて来た。外は、山稜にたち切られた空に星が冷たくまたたいて、風は....
「先生への通信」より 著者:寺田寅彦
ったりして歩きました。つるはしのような杖をさげて繩を肩にかついだ案内者が、英語で
ガイドはいらぬかと言うから、お前は英語を話すかときくと、いいえと言いました。すべ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
七〇パーセントだから、たとえ一部削除でも打撃は徹底的だというのである(『ブック・
ガイド』一号)。だからして、実際に発禁に会うような場合は、余程何か新しい事情が発....
「撥陵遠征隊」より 著者:服部之総
よ美わしく、二、三の牧夫以外には人家も認められなかった。ようやく五時前になって、
ガイドの朝鮮人が指呼した方角を見上げると、西側が絶壁となって谷へ陥ち込んでいる峻....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
の一|分《ぶ》が立たないからよ。……ね諸君、どうせ君達はモグリでしょう。山案内《
ガイド》なんてのは看板だけでしょう。……そう話がきまったら、無駄な見栄などを切ら....
「黄泉から」より 著者:久生十蘭
があけますと、急に温度があがるので、活字が膨脹してレバーであがってこないのに印字
ガイドまで狂って、どうしたってミスばかり打つんですの……ちょうどバボ作戦の最中で....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
的な団体であった。 同じく文部省が編纂発行した『新教育指針』二冊は教師のための
ガイド・ブックと予告されていた。しかしその内容は必ずしも民主的な方向を明示してい....
「道標」より 著者:宮本百合子
て、彼女たちをウンテル・デン・リンデン街のしもてを横へ入ったところにあるプレイ・
ガイドのような店へつれて行った。光線の足りない狭い店の壁からカウンターの奥へかけ....
「日本の秋色」より 著者:宮本百合子
えたらしい紙の広告で「オリンピックにそなえよ!」と上の方に横書きされ、下に「速成
ガイド資格準備、速成オリンピック用会話教授」と大書されたわきに、それぞれ赤インク....
「モスクワ印象記」より 著者:宮本百合子
以外の言葉を話せば、翌朝から彼が丁度茶を飲み終ったという時刻に、協会から案内者《
ガイド》が派遣されるであろう。彼が二日モスクワにいるならその二日で、一日だと云え....