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ギャグ
「ギャグ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ギャグの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
界に誇るに足る珍記録であり、チャップリンといえどもとうてい企図し得ないすばらしい
ギャグではないか。 あだしごとはさて置き、日本映画従業員の境遇は四社連盟の結成....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
ターピン、メーベル・ノーマンド等数えきれぬほどの喜劇スターが現れ明朗な奇想天外の
ギャグには抱腹絶倒したものである。まったく胸のすくような明るい喜劇で、ここに現れ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
。こんなバカらしい茶番は、モリエールでも思いつかなかった。ギリシャの天才もこんな
ギャグに思い至ることができなかった。茶番が発生する地盤には、もっと高い文化生活が....
「姥捨」より 著者:太宰治
た。かず枝は、ひくく笑った。嘉七の不器用な冗談に笑ったのではなく、映画のつまらぬ
ギャグに笑い興じていたのだ。 このひとは、映画を見ていて幸福になれるつつましい....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
語家は、まず天下にこの立花家花橘だけだろう。 いったいがエロティシズムと尾籠な
ギャグのいと多い大阪落語ではあるが、昭和初頭に没した菊石で面長だった長老桂枝雀も....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
分、志ん生はこう言っていたが、「血はでやがらねえし」は巧いではないか。今日、彼の
ギャグのおもしろさがもうこの時に立派な萌芽を示していると思う。しかしその骨の髄ま....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
あるが諸人助けのために匙をとらないなど、落語家圓朝にしてはじめていい得る天晴れな
ギャグとおもう。 次いで寮へ上がり込んだところでは、志丈をしてここへくる前立ち....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
あまり毎晩毎晩同じ顔付けの寄席へばかり行っていたもので、とうとう一夜、誰がどんな
ギャグを言おうと全然笑えなくなってしまった。この時ばかりは打ち出しののち表へ出て....
「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」より 著者:山中貞雄
衛門は」 伝六がアッ、 T「其奴忘れてた」 で慌てて走り去る。 (敬四郎の
ギャグを考える事) 11=橋の上 仕出し二三人欄干から下を見て居る。川端に土左....
「五題」より 著者:山中貞雄
る与太を飛ばしましたが、結果に於ては出来上ったシナリオが想像以上に明るく面白く、
ギャグなぞも案外垢抜けのした奴がありました。 この正月の休暇に八人会で旅をしま....
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
内の南関大街の民家に宿営 狭くて手足を延ばしては寝むれない。 上着を間違える
ギャグ(ラストシーンによし) 「煙草ないか」 「うん、ないンだ、おや、おいあッた....