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クラウン
「クラウン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
クラウンの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
売る陰謀があるというのは、たしかに事実だと、彼は肯定した。この息子の値だんは五万
クラウンであって、麝香と竜涎香の手紙もこの取引に関するものにほかならない。今度は....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
いものだよ。」とシルヴァーが言って、その紙を私にひょいと抛ってくれた。 それは
クラウン貨幣(註七八)」その印刷している側は焼木の炭を塗って黒くしてあったが、そ....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
お前さんも知っているに違いない。わたしは用向でパリーへ行くところなのだ。酒代に一
クラウン★あげるよ。これを読んでいいね?」 「速くして下さいますんならね、旦那。....
「予謀殺人」より 著者:妹尾アキ夫
箸を鞄にしまい、カウンターから二つの包みをとってポケットにいれた。そして、ハーフ
クラウンの銀貨で、銅貨四枚の釣銭をもらうと、また思案顔でストランドの大通りへかえ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ダグラ! 日本の星! さあ来た! みんな賭けたり張ったり――え? 大至急二世へ半
クラウン? 有難う。』 などと客ともやりとりしている。各回競馬の走り出すまえに....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
宜しくないさ」と、スクルージは云った。「また公平な事でもないさ。で、そのために半
クラウンを差引こうと云い出したら、君は酷い目に遭ったと思うだろう、きっとそうだろ....
「白銀の失踪」より 著者:ドイルアーサー・コナン
払い箱だあ。後で――なんなら後でね」 シャーロック・ホームズがいったん出した半
クラウン銀貨をポケットへ納めると、そこへ怖い顔をした年輩の男が、猟用の鞭を振り振....
「正義」より 著者:浜尾四郎
リッペン事件で、彼の情婦を弁護したバークネッド卿は、時のカウンセル・フォア・ゼ・
クラウン(検事の役をする弁護士)たるリチャード・ミューア卿が自分に被告の無罪を証....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
はなされ、トラックのうしろに小さくなっていた。 「いい調子でしょう? 五四年型の
クラウン・インペリアル……気に入ったら、取っておきなさい。たった三百万円です」 ....
「ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
近く「奴隷の湖」をまえにしている欧風の散歩街だった。コロンボは、この王冠植民地《
クラウン・コロニー》の王冠《
クラウン》で、そして、それは、前総督ヒュー・クリフォ....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
田舎の保姆は一箇月わずかに二ルウブルを貰うに過ぎないが、現在紙幣ルウブルは半
クラウン以上のことは滅多にないから、わずか一週約十五ペンスに過ぎない。しかも費用....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
日本皇師に贈ると、帝返礼として銀一万両と夜着三十領を商会に賜うた。合算して十六万
クラウンに当る。何と仰天だろうとあるを読んで、そんな事をもしや邦書に載せあるかと....