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クラシック
「クラシック〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
クラシックの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
ーゼスで、その手に成れる自動書記の産物『霊訓』は、たしかに後世に残るべき、斯界の
クラシックである。日本の学会に、その真価が殆ど認められていないのは、甚だ遺憾であ....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
大な寺院を背景として一日中自動車の洪水が渦巻いているプラス・ド・マデレンの一隅に
クラシックな品位を保って慎ましく存在するレストラン・ラルウ、そこから程遠くないグ....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
こでは世すでに定評ある名家の作品のみを紹介することにした。したがって、その多数が
クラシックに傾いたのはまことに已む得ない結果であると思ってもらいたい。 怪談と....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
今日までに多くの翻訳書が出た。今ではもうフィツジェラルドの名訳はそれ自身英文学の
クラシックに列せられている。オマル・ハイヤームの名はこうして世界的なものとなった....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
雄的精神の時期(『エロイカ』から『熱情奏鳴曲』まで。一八〇一年―一八〇六年) 三
クラシック芸術の充実(『第四交響曲』から『第八交響曲』まで。一八〇六年―一八一五....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
「何、無理なんぞするものか。おれは今面白いことを考えている最中だ。今までの主食は
クラシックで、この節毎日のように遣っている粉食はロマンチックだ。いいかね。米の飯....
「無名作家の日記」より 著者:菊池寛
な空虚の名称に憧れていたのが、この頃では、少し恥かしい。明治、大正の文壇で名作《
クラシックス》として残るものが、一体いくらあると思うのだ。俺は、いつかアナトール....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
雨のように流れて行った。 ああ、さるおがせ。寒い寒い幽かな糸状の懸垂。英国風の
クラシックな風景画の黒椴の骨格。その枝々のあのさるおがせ。 そうして、私はまた....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
れ改進論派はリベラール論派なり、しかして前に述べたる自由論派は泰西にいわゆるデモ
クラシック論派に近し、デモ
クラシック派の理想は人類平等にあり、しかして衆庶社会の....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
とK君、お互いに舞子の顔の批評ばかりし合ってる。 翌日嵐山、金閣寺を見物して、
クラシックの匂いを慕って奈良に回ったが綺羅粉黛人跡繁くして駄目であった。ただ大仏....
「女性の諸問題」より 著者:倉田百三
でなくても釘が一本足りない。しかし信仰のあるモダンガール、モダン婦人はその深みと
クラシックとの対照のためにかえって非常に特色のある魅力と、ゆかしみが生じるもので....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
に入れて持って来たキリストの額を掲げました。そして淡青い窓掛の下で中世の宗教的な
クラシックを好んで読んでいます。正夫君によろしくいって下さい。学校にはかわりあり....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
なったあなたが一等好きだな。女学生服なんかよりよっぽどいいと思うね」 「あなたは
クラシックね。本当は私も巫女になるのいやじゃありませんの。子供の時よくお友達にか....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
俗あるいは汽船とか、西洋名勝などがあります、その額縁さえも支那とは思えない位いの
クラシックなものが、ついているのを見かけます、私が現在持っている Mes dem....
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
気なく、日本アルプスに人間もなければ、時代もないと思っていた自分は、この悲壮な、
クラシックな話に、どんなに動かされたであろう、事業が消えて名が残る、名が消えて石....