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クルス
「クルス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
クルスの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
な妄信を生ずるに至った。この教理はジュリアス・シーザーと同時代のディオドルス・シ
クルス(Diodorus Siculus)によって次のように述べられている。『彼....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
天雲なく、波風清涼たり。 十二月十日(日曜)、晴れ。早朝六時、メキシコ国サリナ
クルスに着岸す。カヤオよりここに至る二千七マイルあり。当港は巨船自在に防波堤内に....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
か知らねえが、悪くすると磔刑のお仕置ものだぞ。その積りでしっかりやってくれ」 「
クルスでございますかえ」 半七は人差指で十字の形を空に書いてみせると、文五郎は....
「恩を返す話」より 著者:菊池寛
たる動作をなした。おまけに、太刀を打ち合うごとに、その男が胸に吊している十字架《
クルス》が甚兵衛の目を射た。彼はその十字架に不思議な力が籠っているように思って、....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
た。言葉の影響か、私より年上に感じられた。彼女は、カトリックの信者であり、首から
クルスを吊っていた。私は何故か、それだけは真似したいとは思わなかった。私の家が仏....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ロオヌム・ロガツルス。
(爾時我尋。)
クム・ウィックス・ユスツス・シット・セ
クルス。
(何則正者猶且不也。)
悪霊
聖者達はお前に
お顔をお背なさ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
である。島原の切支丹浪人が天草四郎を担ぎあげて天人に仕立てたとき、アワビの中から
クルスが現れたなどと奇蹟をセンデンしたというし、池上本門寺の末寺にもアワビから出....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
なものだ。長崎市民は浦上切支丹を「クロ」とよんで白眼視していたものだ。「クロ」は
クルス(十字架)からきたというが、本当かね。とにかく決して善意をこめて呼ぶ名では....
「わが血を追ふ人々」より 著者:坂口安吾
る諸道に通達してゐる、東西の空が焼け、枯木に花が咲き、天地震動し、そのとき人々が
クルス(十字架)をかゞげて野山をはせめぐり切支丹の世となるであらう、といふ意味の....
「盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
に当てはまっていないということだったんだよ。総監は非常に巧妙な方法というのはプロ
クルステス(5)の寝台のようなものだと思って、自分の計画を無理にそれに適合させよ....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
アイ》 was《ウォズ》 at《エット》 our《アワー》 uncle's《アン
クルス》 ト云う事知てるか、I《アイ》 will《ウィル》 keep《キープ》 ....
「ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
相学を体系化したのが、一五〇四年に、みずから手相を判読して自分の暗殺を予言したコ
クルスだった。こうして、十九世紀末から現代にかけて、ことに婆羅門《ばらもん》アウ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
、法美《ハフミ》郡宇治山に産すといひ、紀伊続風土記(巻六十九)に、牟婁郡|栗栖《
クルス》荘芝村、又(巻七十二)同郡|佐本《サモト》荘西栗垣内村、又(巻八十)同郡....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
仏語でラピン、独名カニンヘン、伊名コニグリオ、西名コネホ、これらはラテン語のクニ
クルスから出たので英国でも以前はコニーと呼んだ。日本では「かいうさぎ」、また外国....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
編《ミラビリア・デスクリプタ》』にいわく、エチオピアに竜多く、頭に紅玉《カルブン
クルス》を戴《いただ》き、金沙中に棲み、非常の大きさに成長し、口から烟状の毒臭気....