»
クロス
「クロス〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
クロスの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「葱」より 著者:芥川竜之介
飾《かざり》、蜘蛛手《くもで》に張った万国国旗、飾窓《かざりまど》の中のサンタ・
クロス、露店に並んだ絵葉書《えはがき》や日暦《ひごよみ》――すべてのものがお君さ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
の誕生地たるコルスターワース村、字ウールズソープをたずねんと欲し、早朝キングズ・
クロス駅を発し、リンカーンシャー州グランサム駅に降り、さらに馬車を駆りてここに至....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
どさり! 重い物が窓からおちる音がした。男は身をかがめて、落ちてきたテーブル
クロスに包んだ大きな包みと、三|冊のノートを、小わきにかかえこむとみると、うさぎ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
、おれがつける」 ザベリン中尉は、砲のそばへかけつけた。 そして照準望遠鏡の
クロスヘアをのぞきながら、連動ハンドルを、ぐるぐるまわすのであった。そのうちに、....
「金属人間」より 著者:海野十三
と、ラジオ受信機に似た、こまかい部品器具が集まっており、赤や青や黄のエンパイヤ・
クロスのさやをかぶった電線が、くもの巣のように配線してあった。 「電波を出す器械....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
、爆弾は、電気仕掛けで、安全装置が、バタバタと外されて行った。爆撃手は、照準鏡の
クロス・ヘアーに、丸の内の中心部が、静かに動いてくるのを待った。 「適宜、爆撃始....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
ていって、遂に残ったものは花活と燭台と灰皿の三つと、小さいナップキンとテーブル・
クロスだけになってしまった。 「検事さん。これで全部ですね」 食料食器の収集を....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
ったが、すぐ出て来た。そして元の食堂に戻って来た。 このとき卓子の上には、白い
クロスが伸べられ、その上には金色のフォークやナイフが並び、卓子の用意が出来ていた....
「蠅男」より 著者:海野十三
屋敷など、すべてそのままであった。 「うむ、アルプスの小屋に住んでいる貧乏サンタ
クロス爺さんの一家は機嫌がいいかしら」 と、帆村は数多い懐しい実体鏡のなかを、....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
したが、たしかにこの二人の姿が見あたらない。それから、三等食堂の血染のテーブル・
クロスの事件ね」 「ああ、あの血染事件の血液検査を、やることになっているが、こう....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
日の新聞を見ると、ピカデリー・サーカスにゆらめく青いパラソルの影、チャーリング・
クロスに光る白い麦藁帽の色、ロンドンももう夏のシーズンに入ったと云うような記事が....
「栗の花」より 著者:岡本綺堂
日の新聞を見ると、ピカデリー・サアカスにゆらめく青いパラソルの影、チャーリング・
クロスに光る白い麦藁帽の色、ロンドンももう夏のシーズンに入ったと云うような記事が....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
いるのみであった。 わたしは今、テーブルの上に眼を配ると、テーブル――それには
クロスもカヴァーもない、マホガニーの木で作られた円い古いテーブルであった――の下....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ストン附近に落ちていて、それがしだいにテムズを越えて、一面に黒煙の漲る、キングス
クロスの方へ這い上って行こうとしている。しかしそれに引き換え室内の空気は、打てば....
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
、その実吾輩も大いに凹垂《へこた》れているくせに、 「ここから雲巌寺まで約一里、
クロスカンツリーレースを行《や》ろうではないか」と威張り出せば、誰も凹垂れたと見....