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「グリップ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

グリップの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
女王マーゲリットが書いた『エプタメロン』三四譚に述べたは、一夜灰色衣の托鉢僧二人グリップ村の屠家に宿り、その室と宿主夫婦の寝堂の間透き間多き故、臥《ね》ながら耳....
モスクワ印象記」より 著者:宮本百合子
きができない。 サナトリアムは満員だ。日本には肺の悪い人がいるだろうか。流感《グリップ》がこんな置土産をしていった。三期になったらサナトリアムへ行けるだろう。....
一九二九年一月――二月」より 著者:宮本百合子
これ丈永い間病臥して半流動物の食物しか摂れない経験は始めてだ。 去年の一月、グリップを患った。熱が高くて頭や頸がこわばって一寸夢中になった。少しましになって....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
片のわりで申し受けます。 ちなみに私たちは、大型スウツケイス二個、帽子箱一個、グリップ一個、小鞄二個、ホウルド・オウル一個、ケインサック一個、シネ・コダック及....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
が吹いている。どうか、呉々あなたも御気をつけて下さい。よくない風邪のたちだから。グリップは妙で、後になる程重い。だから今年はもうこれで、厄《やく》のがれをしたと....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ことにおなりなさらないようにね、国もきのう、きょうはドテラ着てフラフラです。私のグリップというのは菌が血液に入って淋巴腺がはれて困ったのでした。 グリップとい....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
分かる。 みんな裸で、襦袢だけ著たのがそこここにいる。 スフィンクスは恥知らずでグリップスは 臆面なしだ。毛の生えたのや、羽の生えたのが、 前からも後からも目に....