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コレクション
「コレクション〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
コレクションの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「滝田哲太郎氏」より 著者:芥川竜之介
った。勿論僕の見なかったものにもまだ逸品は多いであろう。が、僕の見た限りでは滝田
コレクションは何と言っても今人の作品に優れていた。尤も僕の鑑賞眼は頗る滝田君には....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
狭の辺、三宮の辺が焼けていた。県庁は残っているが、菊水は空し。惜しいことだ、あの
コレクションは。さらに東へ行って元神戸一中に至るあたりが焼け、グラウンドで延焼を....
「私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
った僕には語りつくせぬものがある。 この頃中学生の僕は、映画のフィルムの一齣の
コレクションに夢中になり、お小使いはすべてプロマイドとフィルムになってしまった頃....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
二十五頁に複製あり)――クレーバーの素描原作はボン市エーリッヒ・プリーガー博士の
コレクションの中にある。 一八一九年――肖像画、フィルディナント・シモン作。(ボ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
てから存在が分っても、ガッカリするばかりで意味をなさんよ。 また昆虫館も相当の
コレクションで珍種が多いそうだが、特に小さなハチやアブや蝶に限って相当に盗難にか....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
族たちが全作を嫌うのは尤も千万だと思った。彼もこの友人が好きではない。だが全作の
コレクションには魅力があった。奴メが死ぬと
コレクションはどうなるか。気にかかる大....
「糸車」より 著者:寺田寅彦
に活動していたものと思われる。またことしの初夏には松坂屋の展覧会で昔の手織り縞の
コレクションを見て同じようななつかしさを感じた。もしできれば次に出版するはずの随....
「青衣童女像」より 著者:寺田寅彦
かなたからさし招いているようなものであった。 当時の自分のこの「油絵」の貧しい
コレクションの中には「シヨンの古城」があった。それからたしかルツェルンかチューリ....
「俳諧瑣談」より 著者:寺田寅彦
氏が、芭蕉の古池の句の外国語訳を多数に収集紹介している。これははなはだ興味の深い
コレクションである。そのうちで日本人の訳者五名の名前を見るといずれも英語にはすこ....
「倫敦消息」より 著者:夏目漱石
ある本を見廻した。せんだって「ロッチ」から古本の目録をよこした「ドッズレー」の「
コレクション」がある。七十円は高いが欲い。それに製本が皮だからな。この前買った「....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
殿は王宮と城塞をかねていることがわかる。神獣や曼陀羅を彫刻した仏殿のおどろくべき
コレクションや、黄金の蓮の花の上に立っている宝石を鏤めた十六アンパン(約八十尺)....
「黄泉から」より 著者:久生十蘭
ネ、ルノアール、ルッソオ、フラゴナール、三つのフェルメールの作品を含むすばらしい
コレクションを糶《せ》りおとし、持っていた金を安全に始末してしまった。 仲介業....
「ロウモン街の自殺ホテル」より 著者:牧逸馬
ラアとは、性が合うとみえて、珍らしく饒舌だった。テイラアは、身につけている宝石の
コレクションをよく取り出しては、魅了されたヴァン・デル・ヴェルドの眼の前に並べて....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
さず全然法螺話だろうという(アストレイ『新編紀行航記全集《ア・ニュウ・ゼネラル・
コレクション・オブ・ウオエージス・エンド・トラヴェルス》』巻四、頁三一三)。これ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《だったん》を巡回した紀行(アストレイ『新編紀行航記全集《ア・ニュウ・ゼネラル・
コレクション・オヴ・ウオエージス・エンド・トラウェルス》』巻四、頁六七六)に帝が....