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コロニー
「コロニー〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
コロニーの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
賑ひにけり 南アフリカは、イギリス領に属するもの十二州あり。 (一) ケープ・
コロニー(Cape Colony)二十八万方マイル (二) ナタール(Natal....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
ナルベク描いて置き度いと思って勉強しているよ。 一月十七日 カニュー ホテルデ
コロニーにて フランスの田舎で、こんなもの凄い塔の中で、たった一人窓からそとの....
「楢重雑筆」より 著者:小出楢重
ると、よく集まってくる土地です。当時も正宗氏や硲君も来ていました。そこのオテルデ
コロニーという安宿に皆泊っていて、盛んに毎日その附近に橄欖の林や美しいシャトウや....
「浅間山麓より」より 著者:寺田寅彦
草の根の枯れ朽ちたのが散在している。事によると、昔のある時代に繁茂していた植物の
コロニーが、ある年の大噴火で死滅し、その上に一メートルほどの降砂が堆積した後に、....
「あひると猿」より 著者:寺田寅彦
っと二三羽の鶺鴒が見られた。去年のような大群はもう来ないらしい。ことしはあひるの
コロニーが優勢になって鶺鴒の領域を侵略してしまったのではないかと思われる。同じよ....
「御返事(石原純君へ)」より 著者:寺田寅彦
渡りをさせるのが自分の責任だがどうしたらよいかと思い惑っていると、周囲のラウベン
コロニーの青い小屋からドイツ人の男女がぞろぞろ出て来た。 なんだかこんな風な夢....
「郷土的味覚」より 著者:寺田寅彦
ているか。伊東へ行く機会があったら必ず訪ねてみようと思うものの一つにはこの楊梅の
コロニーがあるのである。 色々の木の実を食ったことを想い出す。昔の高坂橋の南詰....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
解してしまうであろう。 十年来むし込んでおいた和本を取り出してみたら全部が虫の
コロニーとなって無数のトンネルが三次元的に貫通していた。はたき集めた虫を庭へほう....
「ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
の湖」をまえにしている欧風の散歩街だった。コロンボは、この王冠植民地《クラウン・
コロニー》の王冠《クラウン》で、そして、それは、前総督ヒュー・クリフォード卿《き....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
own というのが見たくて。アメリカで一人の牧師が保護者のない少年たちをあつめて
コロニーをつくっていて、そこでまともな社会人としての成長をたすけてやっている、実....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
めに国法にふれた幕末蘭学者の一群と間宮林蔵の運命とが扱われた。村山知義氏は「或る
コロニーの歴史」に朝鮮人の生活を描き又「獣神」にこの作者独特のエネルギーと不思議....