»
コンポ
「コンポ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
コンポの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
生花の行われる巷に向っては、ティパーティの催しを説き、アペリチーフの功徳を説き、
コンポジションとかニュアンスとかいう洋名の術語を口にした。 東洋の諸芸術にも実....
「女流俳句を味読す」より 著者:杉田久女
、そこへ独楽をもって上ってくる童たちを賑わしく登場させている。此第一句は此連作の
コンポジションとも言うべきもの。 第二句では落葉の大地を切りとって、二つの独楽....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
れた事にはならぬ。なる程又、芸術作品は、特にそれが古典としての資格でも持てば、デ
コンポーズされるのが常だ。その内から典型的なフォーミュラ(公式)を抽出出来ればこ....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
よって始めて純粋直観が成り立つのである。云い換えれば第一の純粋直観は形式的直観の
コンポーネントと考えられることによって始めて空間直観の面目を現わすものである。純....
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
方を※《みつ》めていた。 「思いつき……書けるかね?」 「ふむ、イマジナティヴ・
コンポジションと言った方がいい、書くとするなら……」 「ふむ、しかしこれは、おれ....
「デカルト哲学について」より 著者:西田幾多郎
って理解せられるものは属性である、実体ではない。無限なる属性の基体としての神は、
コンポッシブルの世界の主体、事の世界の主体でなければならない。真にそれ自身によっ....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
高僧センチェン・ドル・ジェチャン(大獅子金剛宝)の死体を一年の間、毎日、百回ずつ
コンポ河へ沈め、骨についている腐肉を匙で掻きとって蒼朮《そうじゅつ》の煎汁で晒し....
「病牀苦語」より 著者:正岡子規
あった蔓草《つるくさ》の花(この花の本名は知らぬが予の郷里では子供などがタテタテ
コンポと呼ぶ花である)を書いて見た。それは例の如く板の上に紙を張りつけて置いてモ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
耶蘇教国にもややこの類の話がスペインにある。昔青年あり老父母とサンチアゴ・デ・
コンポステラへ巡礼に出た。サンチアゴ(英語でセント・ジェームス、仏語でサン・ジャ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
まれるもののような快い苦痛がある。只今は構成です。一月にはほんの六七十枚ですが、
コンポジションは全篇の大体をこしらえておく必要があるので。 本を(医療の)そち....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
なんぞかいているし、文部大臣賞を去年貰った男が、いかにも人をくった模倣の露出した
コンポジションと不快な色感で通州というのをデカく描いている。私たちのすきであった....
「沁々した愛情と感謝と」より 著者:宮本百合子
分にとってあの作を、彼程満足出来ないものとした全く同様な「其等の欠点」なのです。
コンポジションの上の不完全さはともかくも、あの作にはそれ以前のどれにもなかったに....
「道標」より 著者:宮本百合子
んと四列に並べて乾しているのだった。梨はもう四十二個あって、冬の間たべる乾果物《
コンポート》がつくられるのだそうだった。伸子とフランシーヌとをつれて最初の庭まわ....
「猿の図」より 著者:三好十郎
、こちらの疎開荷物の運搬のこと、よろしく願います。こないだから、こうしてチャンと
コンポウをすましてあるのに、司法省あたりのサシガネでは、もう、なかなかラチがあき....
「破れわらじ」より 著者:三好十郎
長の片方だ。マキベえ、お前、拾いな。 ……(そして自分は流れ寄った空きカンをポ
コンポコンと言わせて引っかけてカゴに入れる) マキ おっと!(とこれもゴム長を....