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コース
「コース〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
コースの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
民の熱情に何らこたえるところなく、いたずらに、外交はアメリカ追随、内政は反動と逆
コースを驀進し、進歩的な国民を絶望に追い込むファッショ反動の政治を抬頭せしめ、一....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
視野がその岩に限られているからふもとのことは考えられない。ふもとのほうから新しい
コースを発見して登つてみようという野心と熱意に欠けているのである。それをなし得る....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
敵空襲では、ちょうど我家上空を飛んだ。今までにないことである。しかも両回とも同じ
コースを通った。 この日高射砲を盛んに射ったが、多くは後過ぎて駄目。たいへん冷....
「怪塔王」より 著者:海野十三
早くみつけねばなりません。塩田大尉は水戸の上空にかかったとき、全隊にそれぞれ偵察
コースを知らせ、これからばらばらにちらばって、地上にかくれている怪塔をさがすこと....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
あろう。――ジュリアは球をグリーンに入れて、二人の方へ手をさしあげた。 第三の
コースでは、また三人が一緒になって球を打っていった。 「君たちはだいぶ仲がいいよ....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
に、松風号の最後?」と私は相良十吉の前に驚きの眼を瞠ってみせた。「あれは東京から
コースを西にとり、確かインドシナあたりまでは飛んでいるのを見かけた者があるが、そ....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
なり広い沙漠帯《さばくたい》があってそこが着陸に便利だと知れていた。 その着陸
コースに三度目にはいった時に、艇は前部からガスの逆噴射《ぎゃくふんしゃ》を開始し....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
配は、まずないものと思われ、机博士は十分自信を持っていたのであった。その抜け道の
コースへ、とびこみたい。下り口のところまで、無事にゆきつくかどうか。 (やっつけ....
「心臓盗難」より 著者:海野十三
て嘘をつくということはむずかしいことである。探偵は、また首をかしげながら、第二の
コースへ廻った。 そこは、心臓を盗まれた安東仁雄の秘めたる恋の相手である今福西....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
毒だネ」 深々したクッションの中に抱かれるように身体を埋めた僕は、その夜の散歩
コースのことを考えた。業平橋を渡ったところを起点とし、濠割づたいに亀井戸を抜け、....
「沈没男」より 著者:海野十三
海軍の侵入を喰い止めるために、到るところに機雷原が敷かれてあるので、かなり面倒な
コースをとらなければならない。しかし安心なことには、英国海軍当局は、わざわざパイ....
「爬虫館事件」より 著者:海野十三
すると、どうしても失踪は十一時二十分から正午の間と断定するのが常識のように思う。
コースは調餌室から爬虫館ではなくて、反対に爬虫館から調餌室へと考えられる。そこで....
「死の快走船」より 著者:大阪圭吉
ちょうど日曜日で久々に訪ねてくれた水産試験所の東屋三郎氏は、折角計画した遠乗りの
コースをこのような海岸に変更されて最初のうち少からず鬱いでいたのだが、けれども途....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
自動車は、ゴールにはいるランナーのように、砂埃を立てて一段とヘビーをかけた。直線
コースにはいるに従って、白塗の停車場がギラギラ光って見えはじめた。 「おやッ?」....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
んだのだが、その原著者は確かに独逸人である。この本の主人公シッダールタは、釈尊の
コースを直線とすれば、これに対して弧形を描き、受難求道して幾分か大乗仏義を窺い得....