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「コールド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

コールドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
が大変喜んで、確かに六分かかったと大げさなことをいう。五分くらいのものだ。昼にはコールドビーフを食わされてみんな大喜びをした。三時頃までくたびれて炬燵でねた。そ....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
く黙った。二人は並木のシャン・ゼリゼーまで出たが闇一筋の道の両はずれに一方はコンコールドの広場に電飾を浴びて水晶の花さしのように光っている噴水を眺め、首を廻らし....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
それを食卓の上にのみ限る場合には、その範囲がよほど狭くなるようである。 勿論、コールドビーフやハムサラダでビールを一杯飲むのもいい。日本流の洗肉や水貝も悪くな....
」より 著者:織田作之助
界がある。品子が借りていた住吉町の姫松アパートの一室で泊ることになり、乳房にまでコールドクリームの匂いをさせている品子の体を抱くことは抱いたが、ふと、遠くに聞え....
貞操問答」より 著者:菊池寛
を見ている内に、一瞬いそいそとした気持になり、そのまま美和子の立った後に坐って、コールド・クリームで顔を拭き始めた。 「ねえ、お化粧品だけは、いつでもこんなの使....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
だぜ。」 「俺のところだって、この頃は鮎のフライがある。それに鰆は今しゅんだな。コールドビーフが食べたいな。おい。」 「茄子、南瓜、隠元、大蒜、うちの畑はいいよ....
町内の二天才」より 著者:坂口安吾
」 「バカ云ってらア」 長助チームは第二投手も全然うてず、五回にして十一対〇。コールドゲームであった。金サンは茫然。夢からさめたように立ち上った。帰って行く長....
真珠の首飾り」より 著者:神西清
二人ともすこぶる御機嫌さんで帰ってきた。 家内が言うことにや、―― 「いかが、コールド・ビーフを、葡萄酒に水をあしらって召しあがらないこと? わたしたちは、ヴ....
グッド・バイ」より 著者:太宰治
ケみたいにわめいて、階段を降り、途中、階段を踏みはずして、また、ぎゃっと言った。コールド・ウォー (一) 田島は、しかし、永井キヌ子に投じた資本が、惜しくてな....
新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
ばならないのだ。武器は一応収められたが、破棄されたのではない。ホット・ウォアからコールド・ウォアに移行したが、この両者は紙一重の差である。前途の見通しはつき難い....
殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
ンドについてからも別にあやしい人間は見当らなかつた。 食堂で、久し振りでうまいコールドラブスターをつつきながら私はすつかり安心して藤枝の先見に感服してしまつた....
新版 放浪記」より 著者:林芙美子
ナ カヨイデス。」 「ニカイ アリマセン?」 またビール一ダースの追加、一人がコールドビーフを註文《ちゅうもん》すると、お由さんが気に入っていたのか、何かしき....
道標」より 著者:宮本百合子
で平日は十一時という門限のことや、日曜日の食事は料理女を休ませるから|冷たい皿《コールド・ディッシュ》だと心得てくれ、と言った。 「語学の稽古にはいい。あの夫人....
その人を知らず」より 著者:三好十郎
決されたとはいえません。問題は残っています。そのために、まだゴタゴタしています。コールド・ウオー冷たい戦争――武器をとらぬイクサ――それは既にはじまっていると新....
旅愁」より 著者:横光利一
もそ奴を食べるんだった。僕が払うんだと思って倹約したので損をしたぞ。」 久慈はコールドビーフのような羊のなよなよした薄焼を切りながら、しきりに矢代の鶏に秋波を....