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サイド
「サイド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
サイドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西航日録」より 著者:井上円了
も、所々に蓬草の生ぜるを見る。十二日、午後一時イスマイリアに着し、当夜十時ポート
サイドに着す。これよりエジプトの古都カイロに入り、ピラミッドを見る予想なりしも、....
「透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
づけた。 「おはようございます。荷物を持ってあがりました」 馬車屋のフィアレン
サイドが、つぎの朝はやく元気のいい声をひびかせて、馬車をひき、黒馬旅館にやってき....
「空襲警報」より 著者:海野十三
沼田の面はひきしまっていた。 「そうでありますが、非常呼集の連隊命令であります。
サイド・カーをもってお迎えに参りました」 「ナニ非常呼集……」 中尉はハッとし....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
も離陸しないでぐるっと方向転換をし、元の出発点に引返してきた。 事故の原因は、
サイド・パイプから油が少々ふきだしたことにあった。そのおかげで、ドレゴは単身機内....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
。フォスゲン、ピクリンサン、ジフェニルクロルアルシン、イペリット、カーボンモノキ
サイド、どれが欲しいかね」 下は人工灯の海、上は星月夜、そして屋上は真暗だった....
「発明小僧」より 著者:海野十三
が感電砲ですよ。砲から空中へ紫光の柱が立ったのは、上空にある強烈なる電気天井ヘビ
サイド層の電気を下へ導くための電離柱です。これがために強烈なる電気が天井から下り....
「放送された遺言」より 著者:海野十三
を信じ得たのであった。 結局彼は「十六メートルの超短波電波は地球の外を包むヘビ
サイド氏電導層をもっともよく透過《ぺネトレイト》する」ということと、「振動波の波....
「遊星植民説」より 著者:海野十三
がどこからも呼びかけられていない証明になる。然るに、わが地球からは、今日既にヘビ
サイド・ケネリーの電離層を透過して、宇宙の奥深く撒きちらしている符号は日々非常に....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
操縦室へ乗り込み、そこから投炭用のスコップを持ち出すと、地面へは降りずに汽罐側の
サイド・タンクに沿って、框の上を給水タンクの梯子と向合う処まで歩くと、ウンと力ん....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ゆく。 極洋――そこにルチアノ一味がなにを目指している※ と思うと、イースト・
サイドの貧乏窟でせっかくの秘密をいだきながら、ギャングの圧迫のためうち顫えている....
「やんちゃオートバイ」より 著者:木内高音
、二人は、びっくりして眼を見張りました。 そこには、モーティが、赤い塗りたての
サイドカアまでつけて、いせいよく立っているのです。 二人は、嬉しくって暫くは、....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
り、一人はその頭を持ち、一人はその尻尾を持つといえば、これは普通の獅子舞らしい。
サイドウという道祖神の祭は、毎年正月十五日に、深い積雪の上で行われる。町が二つに....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
つもあるのです。 「クラブ二つ」 「ハート二つ」 「クラブ三つ」 「ハート三つ」
サイドカードもこんなにいい。それにクラブがないから最初っからきれるわけです。私は....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
の喞筒は総出となりて屋根に水を注いでいる。午前十一時、かかる注意にも拘らずチープ
サイドのある屋根が火を発した。引き続いて市中の各方面に幾箇所か太陽に焼かれる家が....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
私はトランクの中へ頭を突込んでこの匂いを嗅いでみる。するとインド洋からポート
サイド、マルセイユ、パリ、ベルリンが鮮やかに私の鼻から甦ってくるのである。 ト....