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「サイレント〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

サイレントの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私の洋画経歴」より 著者:小野佐世男
「担え銃」「偽牧師」「移民」「黄金時代」と涙と笑いの風刺喜劇は素晴らしいもので、サイレント時代から、トーキーへとの変動期には、絶対トーキー反対の彼も、時代の流れ....
音に就いて」より 著者:太宰治
、いっそう、恥かしくかなしいものなのであろう。聖書や源氏物語には音はない。全くのサイレントである。....
狂言の神」より 著者:太宰治
りまえの様な顔をして、なんにもものを言わなかった。トオキイの音が、ふっと消えて、サイレントに変った瞬間みたいに、しんとなって、天鵞絨《ビロード》のうえを猫が歩い....
水仙」より 著者:太宰治
に、雨が横なぐりに降って来ました。雨の音も、風の音も、私にはなんにも聞えませぬ。サイレントの映画のようで、おそろしいくらい、淋しい夕暮です。この手紙に御返事は要....
正義と微笑」より 著者:太宰治
と気になる。 四月六日。木曜日。 晴れたり曇ったり。朝、少し雨。海浜の雨は、サイレント映画だ。降っても、なんにも音がせず、しっとりと砂に吸い込まれて行く。風....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
の素人感ではまず二三年で天然色時代が来るような気さえする。 トーキー出現当時にサイレント映画の芸術的優秀性を立証しようという妙な「美学」もあったらしいが、天然....
ヴアン・ダインの作風」より 著者:平林初之輔
初に来た「カナリア殺人事件」は日本にまだトーキーの設備のできない時分だったので、サイレントで興行されたと記憶している。 もともと探偵小説の映画化は、困難である....
双面獣」より 著者:牧逸馬
たんだ」ロスリッジは呼吸を整えながら、「恐しい夢だった。夢――というより、まるでサイレント映画の一節だった。背景の細かいところまで、現実のようにはっきりしていた....
右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」より 著者:山中貞雄
右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法 寛寿郎プロダクション(サイレント) 原作 佐々木味津三 脚色 山中貞雄 撮影 吉田清....
恋と十手と巾着切」より 著者:山中貞雄
恋と十手と巾着切 新興映画 (サイレント) 原作並脚色 阿古三之助 (山中貞雄) 監督 ....
五題」より 著者:山中貞雄
来る筈です。 第四は、僕の一番苦しむもの。 苦しきことは余りにも多過ぎます。サイレントではタイトルを書く時の苦しみ、トーキーとなって台詞の書けぬ苦しさ。ロケ....
なりひら小僧」より 著者:山中貞雄
なりひら小僧 東亜時代映画 (サイレント) 原作並脚色 山中貞雄 監督 仁科熊彦 撮影 藤井....