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サイン
「サイン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
サインの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「深夜の市長」より 著者:海野十三
苛々した。 やがてのこと、俯観しているT市のあっちにもこっちにも桃色のネオン・
サインがだんだん浮きあがって来た。そしてその間を待望の夜の闇が、静かに薄墨色の翼....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
なわけで、起きているのはカフェばかりだった。 私達は、カフェ・ドラゴンとネオン
サインで書かれてある入口を覗いてみた。 「まア、いい御気嫌ね、ホホッ」 誰も居....
「電気看板の神経」より 著者:海野十三
画いている。あれは普通の仁丹広告塔のように、点いたり消えたり出来ない式のネオン・
サインなのだ。そしてあの電気看板は毎晩、あのようにして点けっぱなしになっている。....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
りこすり幾度も見直しているうちに、帆村はウフウフ笑いだした。 「なアんだ、ネオン
サインか。そして此処は正しくネオン横丁。わしゃ、すこし酔ってるね」 それは、新....
「間諜座事件」より 著者:海野十三
9 公衆電話室には、既に黄色の外套を着た青年が二人、別々に入って居った。
サインを送られたのでQZ19は直ぐに「柳ちどり」の名前の入った紙片を手渡した。 ....
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
ン・バットという。入口に例の雌だか雄だか解らない二匹の蝙蝠が上下になって、ネオン
サインで描き出してあった。一寸見たところでは、薄汚い極くありふれたカフェではあっ....
「柿色の紙風船」より 著者:海野十三
られて外に出た。 (おオ、おオ) と向いの一二二二号が小窓から顔を出して、私に
サインを送った。彼はこの刑務所へ入って出来た最初の友達であり先輩だった。本名は五....
「恐竜島」より 著者:海野十三
上にもどろう。 「ケン小父さん。何か人声が聞えませんか」 玉太郎が、ケンの足に
サインした。 「うむ、君の耳にもきこえたか、僕は耳のせいかと思っていたが……」 ....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
いうが、なぜ分る?」 「これは、ドイツの諜報機関の責任ある報告で、フリッツ将軍の
サインまでついているから間違いなしだと思っていい。実は、メントール侯は、既にドイ....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
行へいって払出書を書いた。ところが、銀行からは、体よく断られてしまった。どうも、
サインが前のものと違っているから、帳簿に乗っているとおりのものを思い出してくれと....
「第四次元の男」より 著者:海野十三
ドブ板があるでなし、リーヤ・カーが置きっ放しになっているではなし、ましてやネオン
サインも看板もない。そこに在るものは、概して土で、その外、くぬぎの木と、背丈の短....
「空襲警報」より 著者:海野十三
都にはまったく夜のとばりが下りた。 そば屋の掛看板にも灯が消えた。町のネオン・
サインもついていない。自動車のヘッドライトには、紫と黒との二重の布がかぶせられた....
「キド効果」より 著者:海野十三
g. 3 も、同じ手段で興奮曲線をとることが出来たのじゃ」 測定者・木戸――と
サインされてある此の貴重な三つの曲線の意味は、漸く助手の丘数夫の頭脳に朧気ながら....
「ドモ又の死」より 著者:有島武郎
集めくださいませんか。ドモ又、おまえが描いたという画はなんでもかんでも持ち出して
サインをしろ。そうして青島、おまえひとつこの石膏面に絵の具を塗ってドモ又の死に顔....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
フェルスター課長に聞いて来るように要求した。ところで次回にオットー中佐は契約書に
サインを求めるから読んで見ると「貴官と戦史を研究するがドイツの秘密をあばく事等を....