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「サケ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

サケの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
での心理的のはたらきであります。それは言語の違うに従って違っております。我々は「サケ」と「シャケ」が間違ったら飛んでもない間違いを起しますが、アイヌ人は「サケ」....
海底大陸」より 著者:海野十三
浮かべていった。 「いや、ただいま、本船の前方十マイルさきの海面に、おびただしいサケの大群がおよいでいることを発見したというんです。どうも非常な数らしいので、本....
」より 著者:島崎藤村
なことばかりであった。 「今から浅黄の帯揚なぞが〆められるもんですか」とお雪はナサケないという眼付をした。「今からこんな物を廃せなんて――若い時に〆なければ〆る....
」より 著者:島崎藤村
帯を〆ていた。彼女は長いこと使い慣れた箪笥が、叔父の家の方に来ているのを見て、ナサケナイという眼付をした。順に娘達はお雪に挨拶して出た。つづいて、三吉も出た。門....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ヤガレラで鶏をトコ、アルチャゴおよびトボでトフィ(ワリス同前)、ファテ等でト、セサケ等でトア、エロマンガでツオ、ネンゴネでチテエと名づくるなど攷《かんが》え合す....
テガミ」より 著者:小林多喜二
コエダケガヨナカニヒビイテ、オ母ッチャハウゴカナイ。 君チャンハ急ニ、キャットサケンデ、ハネオキルト、ソトヘトビ出シタ。ソシテ、ソノママ足ヲフミハズシテ、ヒド....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
見かけるもの――OSAKEという広告、と言っても、禁酒国だから酒場ではない。「オサケ」は会社のこと。 フィンランドの産物――挽かない材木と挽いた材木。ランニン....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。ところが藪の先生、それを『※《しゃけ》』と読んでしまったんだ、魚扁に生、それはサケともいうし、シャケともいう字なんだ。そこでよろしいとも、シャケならいくら食べ....
町内の二天才」より 著者:坂口安吾
。しかし、なんだな。見たところは甚だ貧弱で、脳膜炎をわずらったことがあるようなナサケないガキがいいなア。この町へつれてきて、大勢の見物人の前で床屋の鼻たれと試合....
花咲ける石」より 著者:坂口安吾
千万なものはないと思っているから、相手にユダンがあると、まことに人ごとながらもナサケなく、苦々しい気持になって、挨拶前でもコツンとやる。相手が怒って剣をとって打....
アイヌ神謡集」より 著者:作者不詳
ク ハンロク!」と 鳴くと,彼の若者のいう事には, 「それはお前のユーカラかえ?サケハウかえ? もっと近くで聞きたいね.」 私はそれをきいて嬉しく思い下座の方の....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
に手紙を書いてます。とりにがしのバテレンの小者を捕えて大慶至極という、まことにナサケない話ながら、金鍔次兵衛の神通力が当代を風靡した有様、目に見る如くでありまし....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
米国人が沢山乗っていた。 所謂弗の国の住人だ。 何んと彼等がガツガツとオサケを飲んだことか! そうだろう、兎も角も禁酒国ということになっている国の住人....
彼が殺したか」より 著者:浜尾四郎
失ッテ居ルノヲ幸イ、素早ク腰紐ヲトッテ道子ヲ後手ニ縛リ上ゲタノデス。ソシテ急所ヲサケテ右ノ乳ノアタリヲ突イテヤリマシタ。私ハソノ時自分ノ危険ヲ考エテオリマセンデ....
古事記」より 著者:太安万侶
の埼から 立ち出でて國々を見やれば、 アハ島やオノゴロ島 アヂマサの島も見える。サケツ島も見える。 そこでその島から傳つて吉備の國においでになりました。そこ....