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サボ
「サボ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
サボの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
イタリア軍の野戦に使用し得る兵力は歩兵四師団、騎兵二師団で兵力約四万、主力は
サボナからアルベンガ附近、その一師団は西方山地内に在った。縦深約八十キロである。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。) 晩に帰館す。その行程、往復百八十八マイルなり。途中、禿頭山多し。あるいは
サボテンのみの茂生せる山を見る。アンデス横断鉄道は昨夏より全通し、ブエノスアイレ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
日 ◯漸く暑気回復せんとす。われ順調なり。 ◯昨夜の夢、椎茸飯、長野先生の授業に
サボして口実に困り居る所を。 ◯来客 松竹事業部宝田氏 シナ戦線五ヶ年の話....
「魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
んの言葉もほんとうだったのでしょうし、女中部屋の盗難も――、友達を誘惑して学校を
サボったのも――、みんな彼がやったことに違いない、私は悲しみのどん底に呻吟きなが....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
さざめき歌いどよめいていた。 こうした新聞の態度を、労働者はその運動の上に使う
サボタージュという言葉で言いあらわしている。資本家新聞は、あらゆる労働運動の上に....
「みつばちのきた日」より 著者:小川未明
だ。」といったものがあります。雪割草は、その声のする方を振り向きますと、それは、
サボテンでありました。 「あなたがたは、みんな熱い国の生まれでしょう。だからそう....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
まさに、これこそ死の海の景である。そこへ、赤子の手のような前世界の羊歯や、まるで
サボテンみたいに見える蘇鉄の類が群生し、そのあいだを、血のような蝙蝠が飛び、鳴き....
「雨」より 著者:織田作之助
識を得た。大軌電車沿線、樟蔭女学校の生徒であると知ったので、その日の午後の授業を
サボって上本町六丁目の大軌電車構内に出掛け、彼女の帰りを待ちうけた。二時間ばかり....
「雨」より 著者:織田作之助
る二三の知識を得た。大軌電車沿線のS女学校生徒だと知ったので、その日の午後授業を
サボって上本町六丁目の大軌電車構内へ駆けつけた。二時間ばかり辛抱強く待って、やっ....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
二、三の知識を得た。大軌電車沿線S女学校生徒だと知ったので、その日の午後、授業を
サボって周章てて上本町六丁目の大軌構内へ駈けつけた。が、余り早く行き過ぎたので、....
「アッタレーア・プリンケプス」より 著者:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ
あ、あんたの言われることには、ほとほと驚き入りますなあ、お隣りさん」と、太鼓腹の
サボテンが申しました、「毎日あんなにどっさり水を掛けてもらっている癖に、それでも....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
つく。 市長は、吏員の忙しさがよく判った。要するにそれは長襷的の繁忙で、永遠の
サボタージュ性多忙ということになる。 市長はこの内部の改正をするにあらずんば、....
「ある心の風景」より 著者:梶井基次郎
見ているうちにも青く脹れてゆく。痛くもなんともなかった。腫物《はれもの》は紅い、
サボテンの花のようである。 母がいる。 「あああ。こんなになった」 彼は母に....
「奇巌城」より 著者:菊池寛
に復讐の言葉を浴びせている。彼はなお、 「ルパン君、僕のお父さんは、あんな寂しい
サボア県なんかにはいやしないんだよ。聞かせてあげようか、お父さんは、二十人ばかり....
「光は影を」より 著者:岸田国士
から、今からでも一緒に見にいかぬかと彼女はいう。その日は、また、生徒が予告なしに
サボつたため、夕食後まで、ぶらぶら待ち暮らした。もう七時を過ぎていた。 場所は....