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シェパード
「シェパード〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
シェパードの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
生物です。こっちの小豚のような四つ足は身体と内臓とが人造肉によって作られ、そして
シェパードの脳髄を移し植えたものでございます。それからこっちは、猿に人間の幼児の....
「恐怖の口笛」より 著者:海野十三
で始めて、覆面の名探偵を見たのであった。彼はスラリとした長身で、その骨組はまるで
シェパードのように剽悍に見えた。ただ彼はいつものように眼から下の半面を覆面し、鳥....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
のである。 十二 忠犬と猛獣 これも動物の芝居を見せる映画であるが、
シェパードの芝居は象や馬の芝居に比べて、あまりにうま過ぎ、あまりに人間の芝居に接....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
がいいあわしたように咽喉へ両手をかけて、もがき死んでいる。その側には、立派な猟犬
シェパードが、同じような向きに斃れている。赤ン坊を背負った若い内儀さんが、裾をは....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
ころの「軍用鼠」のことである。 軍用鼠とは、軍用に鼠を使うことである。軍用犬に
シェパードやエヤデルテリヤを使う話はよく知られている。軍用犬あって軍用鼠なからん....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
さえ一緒になることが出来る。この間関東軍では、東京から京都、大阪、神戸に亘って、
シェパードを軍用犬の種犬として買い上げるために徴兵検査を行ったが(甲種合格十四頭....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
の花園らしい。門をはいると、隅の方で犬が吠えた。見ると、吠えている一匹のほかに、
シェパードが二匹、雑種の猛犬らしいのが一匹、こっちを睨んでいた。家は花園の片隅に....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
供されるのです。 この鶏舎は初め甲府市外の素封家河野氏邸にあって、令息豊信氏が
シェパード犬を愛育する傍ら鶏を飼って居られたものです。豊信氏は安雄とは
シェパード....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
群をはなれる羊があればつれもどり、また外敵から守って、人間以上の働きをする犬だ。
シェパードには専門の訓練師が必要だが、コリーの方は、番犬に必要程度の訓練なら主人....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
。なぜなら、ドッグレースに向く犬が、日本には少いのだから、仕方がない。 まア、
シェパードは訓練次第でレースに用いられるかも知れんが、全然ダメなのは日本犬である....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
ると、そうではない。子供時代に負けた相手をたちまちやり返すようになりうるものだ。
シェパードや日本犬が喧嘩に強いというのも伝説にすぎない。小さくともテリヤ系の犬に....
「南京虫殺人事件」より 著者:坂口安吾
ききなれない名前である。なるほど稀にピアノの音がすることもあったが、しょッちゅう
シェパードらしい猛犬が吠えたてているので有名だった。 今日も
シェパードが吠え立....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
りに廻して「乾杯」をしながら、でたらめな歌をうたって騒いでいた。ベスという大きな
シェパードが、一緒になってワンワン吠えながら広間の中を走り廻っていた。 キャラ....
「墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
こんな猛烈な奴を、まだ見たことがない」 私も、犬は嫌いではありません。家にも、
シェパードが二匹います。世界で一番巨大な犬は、セントバーナードとグレートデーンだ....
「ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
二枚でも三度数え直して、にっこりともせず渡す色の白い女か妻かわからぬ女や、一日中
シェパードを訓練していた
シェパードも恐れる人相の大男や、いつ通ってみてもピアノを....