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「シャム〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

シャムの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
去る事が出来さえすれば、どんな土地へでも行きたいと思う。支那《しな》でも、沙室《シャム》でも、印度《インド》でも、――つまり懐郷の悲しみは、自分の憂鬱の全部では....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
Wadd ホバル Hobal またはハウバス Haubas)を父として、太陽(シャムシュ Shamsh)を母、また金星(アッタール Atthar)をその子とし....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
三十一部 仏教に関したるもの 六十二部 そのほか蒙古、チベット、アンナン、シャム等諸国の文学、宗教に関したる書類また多し。西洋なおかくのごとし、いわんやわ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
比すれば、ブラジルはシナのごとく、アルゼンチンは日本のごとく、チリは朝鮮もしくはシャムのごとしといいたるは、一理なきにあらず。また、チリ人は自尊排他の風ありとい....
二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
の餅菓子だのと三種も四種も山盛りに積んだのを列べて、お客はそっちのけで片端からムシャムシャと間断なしに頬張りながら話をした。殊に蜜柑と樽柿が好物で、見る間に皮や....
恐しき通夜」より 著者:海野十三
て、黄色味がかったプリプリするものを挾みあげると、ヒョイと口の中に抛りこんで、ムシャムシャと甘味そうに喰べた。 「そうです、これは一種異様の味がするでしょう。お....
キド効果」より 著者:海野十三
を焦がしている。腹が減ってくると、食慾が起り、牛肉のスキ焼が喰べたいとか天丼をムシャムシャやりたいとか興奮してくる。夜となれば昼間の精神的刺戟が滓の如く析出して....
三人の双生児」より 著者:海野十三
痕のあるところに、もう一つ別の人間の身体が癒着していたのではなかろうか。いわゆるシャム兄弟と呼ばれるところの、二人の人間の一部が癒着し合って離れることができない....
人造物語」より 著者:海野十三
なんだか判るような気がしたことである。 * * 其後、英国のゴムシャムで出来た人造人間、倫敦の流行児となったエリックという人造人間、米国ではウェ....
赤兵の歌」より 著者:江森盛弥
れていた全ての欝憤、 復讐と、怒りと、憎悪を、 爆発させろ! 俺達の生きた肉をムシャムシャ喰った奴等。 勲章とシルクハットの反動共。 泥棒の分前を、 気に入りの....
消えた霊媒女」より 著者:大倉燁子
のである。 それはもう大分過去に遡らねばならないことで、まだS夫人の夫の博士がシャム国政府の顧問官でいた時代で、その頃夫人も夫の任地へ赴いて、そこで二三年の月....
魂の喘ぎ」より 著者:大倉燁子
声がした。それは二三人の貴夫人連であった。 「お立派な観音様、これはね、先代様がシャム国へ御派遣になった時、有名なワット・サーケーという寺院の御住職様から御拝領....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
田、山形など、どなたも御存知のものばかりで、例の今戸焼もたくさんあります。シナ、シャム、インド、イギリス、フランスなども少しばかりあります。人形ではやはり伏見が....
マレー俳優の死」より 著者:岡本綺堂
、シナの明朝に封ぜられて王となって、爾来引きつづいて燕京に入貢していたが、のちにシャムに併合せられた。それをまた、原住民の柔仏族の酋長が回復して、しばらくこの柔....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
をしながら食った連中もあった。剛力は無論自分の汗だから平気である。得意になってムシャムシャ頬張っている面の癪《しゃく》に触る事! 吾輩等は握飯を失ったので仕方....