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シャープ
「シャープ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
シャープの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
た。大きらいなテーブル・スピーチになやまされているのでしょう。ハミルトン氏は実に
シャープなビジネスマンライキな人です。そして熱心な正統派の信仰を持った慈善家です....
「赤外線男」より 著者:海野十三
力をもつ『赤外線女』だったんだ。これはあとで判ったことだけれど、彼女はあの銀鍼を
シャープペンシルの軸の中に隠して持っていたのだった。 これに対して僕の探偵力は....
「小さな弟、良ちゃん」より 著者:小川未明
良ちゃんは、お姉さんの持っている、銀の
シャープ=ペンシルがほしくてならなかったのです。けれど、いくらねだっても、お姉さ....
「“能筆ジム”」より 著者:坂口安吾
るように、窓にくっつけておかれる。そこで彼は、本物からのスカシ画を利用して、先の
シャープな鉛筆で着実にトレースをはじめるのだ。そうして表が出来上ると、それをひっ....
「空家の冒険」より 著者:ドイルアーサー・コナン
息。イートンとオックスフォードに学ぶ。ジョッキとアフガンに従軍し、キャラシァブ、
シャープール及びカブールに駐屯したる事あり。一八八一年出版の、『西部ヒマラヤの大....
「富士屋ホテル」より 著者:古川緑波
と、照明のせいもあったかも知れない。 ホースラディッシュは附いていたが、ヨーク
シャープディングは添えてない。それはまあいいとして、この味、何うにも、うまいとは....
「職工と微笑」より 著者:松永延造
う。もう一度云う。悪人は近視的であるが、その眼球はアナスチグマットレンズのように
シャープである。善人は遠視眼である。それで、遠くの地平とか天空とか云う大まかなも....
「一日」より 著者:宮本百合子
をかなり真面目に考えて居た。 その音をきいて居ると、急に、自分のピアノのFaの
シャープの出ないのが気になり出す。 雨がつづいて居る時分からああなり出したので....
「乳房」より 著者:宮本百合子
りゃ、本部はどうしてああいう指令を出したんだ?」 「議長!」 万年筆だのエヴァ
シャープだのを胸ポケットにさしている年配のが、落着いたような声で云った。 「俺は....
「墓」より 著者:宮本百合子
まかせてくれと、やかましくいって引受けたのであった。 彼は、ポケットからエ※・
シャープを出し、 「よく御覧なさい、ここにほら一枚大きい石がはまってるでしょう、....
「未開な風景」より 著者:宮本百合子
ら、組打ちした場所と思わしい辺をちょいちょい見た。リボンで帯につけていたエ※ァー
シャープを彼女は振り廻したのであったがそれが環のところから※《もぎ》れてどこへか....
「ゴッホについて」より 著者:三好十郎
りしていると賞金が送ってきた。当時の金としては多額のものでそれに十八金製のエバー
シャープの副賞がついていたように覚えている。その金でかねてほしいと思っていた書物....