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「ジム〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ジムの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一房の葡萄」より 著者:有島武郎
より二つ位齢《とし》が上でしたから、身長《せい》は見上げるように大きい子でした。ジムというその子の持っている絵具は舶来の上等のもので、軽い木の箱の中に、十二|種....
地球発狂事件」より 著者:海野十三
ぼつ》たるハリ・ドレゴは、まだ諦《あきら》めかねて水戸に相談をかけた。 「うむ、ジム・ホーテンスの説に傾聴するんだな」 さっきから水戸は、巖陰《いわかげ》から....
海底大陸」より 著者:海野十三
。子供のくせに、ばけタコの味方をしていやがったんだな」 口の悪いので有名な水兵ジムが、いつものくせを出していった。 「水兵さん、なにをいうんだ。あとからくわし....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
尾根が、肩幅|濶くぶっ違いに走っている、三本槍の間には、岩壁の切れ込みが深くて、ジムカデだの、イワヒゲだのという、小植物が這っているばかり、大空に浮きつ沈みつし....
楢重雑筆」より 著者:小出楢重
光沢が金属的なのだ、この金属的が有難いので、日本製のものはクリカタでも模様でもジジムサイのだ、ハリボテの感じがするのだ、職人が味ということを知らないのだ。第一に....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
ら突っ立っていた。それから手で眼を何遍もこすり、やっと家の中へ引返して来た。 「ジム、」と彼が言った。「ラムだ。」そしてそう言った時に、少しよろめき、片手を壁に....
ジロリの女」より 著者:坂口安吾
どゝは、夢のような思いなのですよ。あなたから見れば、下賤、下素下郎、卑しむべきウジムシに見えるでしょうが、恋に奉仕する私の下僕の心構えというものは、これはともか....
山の神殺人」より 著者:坂口安吾
山々の緑も、彼自身のものである。 「オレがママにならないのは太陽だけだ。人間のウジムシどもなぞが、オレにオソレ多くも話しかけることもできないようにならなくちゃア....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
のいて、ツバをはいた。そして魂を投りだしてしまった。 「キサマの魂は腐っとる。ウジムシがたかっとるぞ。ベッ、ベッ。臭いのなんの」 よほど悪臭の強い魂らしい。正....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
に、どうして鶏小屋に生きられましょう。必死に努力したのです。そして、どうやら、ウジムシのような生活にもなれることができたのです。恥も外聞も忘れで、希望もなく生き....
“能筆ジム」より 著者:坂口安吾
かなぞと喰さがる編集者も現れるという有様だ。ところで今日は少し眼先を変えて“能筆ジム”と呼ぶニセ札造りを御紹介しよう。 ニセ札造り“能筆ジム”は本名をエマニュ....
水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
すますと再び車上の人となって巴里における有名な劇場調査を初めた。ルネサンス座や、ジムナース座に飛び込んで、立見から桝を眺めた。ドーブレクらしい影が見えなければ次....
穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
事、で早々|纏めてまた動き出す。途中、チョウノスケソウ、チングルマ、ツガザクラ、ジムカデ、タカネツメグサ、トウヤクリンドウ、イワオウギ、ミヤマダイコンソウ、等を....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
の保養地ダーヴォスに赴いてから、再びこの作のペンを執り上げ、物語の書き手を主人公ジム・ホーキンズから一時的に医師リヴジーに移して書き継ぎ、逐に最後の章まで完成さ....
古事記」より 著者:太安万侶
《みやつこ》・ムザシの國の造・カミツウナカミの國の造・シモツウナカミの國の造・イジムの國の造・津島の縣《あがた》の直《あたえ》・遠江《とおとおみ》の國の造たちの....