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スエズ運河
「スエズ運河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
スエズ運河の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「孟買挿話」より 著者:吉行エイスケ
海でその女大学に読み耽りました。ポートサイドでレモンの皮のはいった塩水で嗽をして
スエズ運河の両岸の夜景に挟まれて身の丈を長くした妾は天晴れ一人前の女になったので....
「海底都市」より 著者:海野十三
の力などを使ってやっていましたが、あんなものはもう時代おくれです。原子力を使えば
スエズ運河も一ヵ月ぐらいで出来るでしょう。また海の水をせきとめる大防波堤《だいぼ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
白・黒・黄・赤の各人種によってアラビヤ風に極彩色された、二面神の象徴模型なのだ。
スエズ運河はここからはじまる。 『明朝早くポウト・サイドに着きますが、入港と同時....
「中条精一郎の「家信抄」まえがきおよび註」より 著者:宮本百合子
註。アフリカ海岸と飛島点々。父のペン画なり。 書簡(四) 註。左肩に
スエズ運河を船が通過するところ右下には英語でニッポン、ユーセンカイシャ、S・Sビ....
「レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
めにエジプト旅行に出掛けた。夫人の姉エリーノアも同道した。その頃はまだ珍しかった
スエズ運河を見、蜃気楼に欺されたりして、カイロに着き、そこから小船に乗ってナイル....
「女坑主」より 著者:夢野久作
が、それだけじゃ詰まらないと、東京に出る間際になっていい出したんです。序のことに
スエズ運河の堰堤を毀ってしまおうじゃないか。そうしたら何ぼ英国だって堪忍袋の緒を....
「南極の怪事」より 著者:押川春浪
回して行く船の幾度か恐しき目に遭いし事は、今なお世人の記憶せる処ならん、しかるに
スエズ運河の通じて以来、普通の船舶にてこの航海を取るものはきわめてまれに、長き航....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
松島以上なるも、ただ樹木なきをもって荒涼を覚ゆ。二時に至り、海峡の最も狭くして、
スエズ運河のごとき間を過ぐ。この日にわかに炎熱を感ず。今夕は九時十五分より太陽よ....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
七十八日、五九年の記録で五十九日で結んでいる。地理上の距離そのもので比較しても、
スエズ運河と同様にパナマ運河が利用できるようになったとき、上海からスエズ経由ロン....