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スコラ哲学
「スコラ哲学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
スコラ哲学の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
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「デカルトと引用精神」より 著者:戸坂潤
スクをかぶることに努めている、とさえ批評されている。所がA・コワレ(『デカルトと
スコラ哲学』)などのいう所によっても、デカルトは決して古人や先輩の書物を読んでい....
「読書法」より 著者:戸坂潤
スクをかぶることに努めている、とさえ批評されている。所がA・コワレ(『デカルトと
スコラ哲学』)などのいう所によっても、デカルトは決して古人や先輩の書物を読んでい....
「科学論」より 著者:戸坂潤
出されたに他ならなかった。 近世哲学は知識の検討、或いはその再検討から始まる。
スコラ哲学に就いての知識に深く通じていたらしいデカルトは、却って
スコラ哲学的な知....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
ているのである。
古典的なこの共通感官の観念と、近世的な常識の観念との間には、
スコラ哲学の一般感官(之が即ち又内部的感覚の問題に帰着するのだが)が仲介の労を取....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
デミー的書斎学派をなすに至った。デボーリン哲学のこうした社会的特色――非政治化(
スコラ哲学化)となる。 この特色の淵源する処は併し、決して浅くはない。元来プレ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
表わすことの出来る名辞は思うに第四の spatium(空間)に他なるまい。併し、
スコラ哲学の空間論に於けるこの四つの名辞――それは多くアリストテレスから来たのだ....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
する、否定的に対立する。否定は決してただの欠如というようなものではないから(之は
スコラ哲学者の云う通りだ)、それ自身の積極性(マイナスの積極性)を持っている。之....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
立場だったと見ていい。プラトンの哲学者政治論はその典型的なものだろう。この点では
スコラ哲学と雖も決して軽蔑すべき例外ではない。近世ではコントの実証主義や、特には....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
っている。たとえば中世の大学における医学生の試験は論理学の暗記だったということが
スコラ哲学の無能の何よりもの良い証拠だと考えられる。その位い医学は要するに医術に....
「辞典」より 著者:戸坂潤
日の欧州語 〔Idea, Ide'e〕 は茲から来る)。かくて変質された唯心論は
スコラ哲学の底を潜って、近世の初めにデカルト(R. Descartes)に現われ....
「哲学入門」より 著者:三木清
る。真理を単に知識に属する性質と考えることは問題の正しい把握を妨げ易いであろう。
スコラ哲学者は、物の真理或いは存在における真理と、知性の真理或いは知識における真....
「空間概念の分析」より 著者:戸坂潤
空間概念は、存在性の概念として理解される時、歴史上、最も普通。以上の四つのものは
スコラ哲学に現われた空間の代表的名辞であることを茲に注意して置こう。 * アリス....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
からの脱却にも役立つだろうと思うのです。また、終戦後われわれの間で問題になって、
スコラ哲学風にガチャガチャと談じられただけで何が何だかハッキリしたものは生まれて....
「軽蔑された翻訳」より 著者:三木清
礎の上に行われたのである。或いはポエチウスによるアリストテレスのラテン訳が中世の
スコラ哲学の発展に与えた影響、或いは聖書のルッテル訳がドイツ文化の発展に及ぼした....