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スズメ
「スズメ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
スズメの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犯人」より 著者:太宰治
合をして、勝って、その時、上役に連れられて、日本橋の「さくら」という待合に行き、
スズメという鶴よりも二つ三つ年上の芸者にもてた。それから、飲食店|閉鎖《へいさ》....
「二、三羽――十二、三羽」より 著者:泉鏡花
ごんごんごま)が見たかったのである。この名からして小児で可い。――私は大好きだ。
スズメノエンドウ、
スズメウリ、
スズメノヒエ、姫百合、姫萩、姫紫苑、姫菊の※たけた....
「道標」より 著者:宮本百合子
して並んでいるところは、二羽の紅雀のようよ」
伸子が笑いながら云った。
「ベニ
スズメ?――それなんでしょう、わかりませんね」
「なんていうの? 紅雀」
伸子....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
、この上に立ったとき、私はただもう張り詰めた心になって、金剛杖を取り直した、タケ
スズメが三羽、絶壁から絶壁を縫うようにして飛んだ、ありゃあ、ここいらじゃあ、スバ....
「物売りの声」より 著者:寺田寅彦
」と呼び歩く楊梅売りのことは、前に書いたことがあるから略する。 しじみ売りは「
スズメガイホー」と呼び歩いた。牡蠣売りは昔は「カキャゴー」と言ったものらしい、と....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
しい動物は、蝶と鳥だといわれているが、この珊瑚|礁に住む魚の、チョウチョウウオ、
スズメダイ、ベラなどの美しさは、私には説明ができない。珊瑚や海藻よりも、いっそう....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
どの催眠薬もたいがい甘いものだから、雀はよろこんで食べる。けれども生憎なことに、
スズメは食べるとパッと逃げてしまう癖があるから肝臓先生のお庭の中で眠らずに、よそ....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
黒色種子が露われる。『本草綱目啓蒙』によればゴンズイのほかにキッネノチャブクロ、
スズメノチャブクロ、ウメボシノキ、ツミクソノキ、ハゼナ、クロハゼ、ダンギナ、ハナ....
「古事記」より 著者:太安万侶
死人の食物を持つ役とし、サギを箒《ほうき》を持つ役とし、カワセミを御料理人とし、
スズメを碓《うす》を舂《つ》く女とし、キジを泣く役の女として、かように定めて八日....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ろう。雀はこういう小さな袴を、はきそうなものだからそう呼んだのでもあろうが、別に
スズメという語の用いやすかった理由もある。かたばみは支那でも酸漿という位で、少し....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
地方名には、全く系統を異にしたものが現在もなお二つ以上あって、ヨシキリ・ヨシワラ
スズメなどというものはその一つである。享保二十年に成った『備前産物帳』という写本....