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タコ
「タコ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
タコの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
ヲ持ツ。現ニ私ハ近ゴロ原稿ヲ書クニモ手紙ヲシタタメルニモヒラガナトイウモノヲ使ツ
タコトガナイ、ソレハナゼカトイウニ、我々仰臥シタママデモノヲ書クモノニトツテハ些....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
を保存せるに異ならず。 ローマの市外に、古代ヤソ教者を埋葬せし所あり。これをカ
タコムという。その中にはローマ時代の高僧大徳の遺骨もあり、罪人悪徒の遺骨もあれど....
「西航日録」より 著者:井上円了
本人のここにありて労役をとるもの、一千人以上に及ぶという。 当港滞在中、一日、
タコマと名づくる隣邑に遊ぶ。途上、俗に
タコマ富士と称する雪峰を望む。その名をレー....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
とちがう事甚だしく、参考にするには骨が折れる。 一月八日 ◯去ル五日ニ気ガ附イ
タコトデアルガ、イツノ間ニカ左眼ガワルクナッテイルノダ。黒点ガ見エ、強イ光デ網膜....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
軍医はポケットから手帛を探しだして汗を拭いた。このとき南に面した硝子窓が、カ
タコトと鳴って、やがてパラパラと高い音をたてて大粒の雨がうち当った。 「ほう、こ....
「海底大陸」より 著者:海野十三
やつは、中でもがらの大きいやつだった。 両眼をぐるぐるまわしながら、何本かの、
タコのような足がからみついてくる。 ふーっというあらあらしい息が顔にかかると、....
「三角形の恐怖」より 著者:海野十三
っていました。 果して間もなく細田氏は例の力なさそうな姿を門前にあらわすと、ス
タコラと白い路をすすみ出ましたが、どんな無神経ものの眼にでも気がつかずにいない赤....
「三人の双生児」より 著者:海野十三
日、『タラップ』ノ手摺ヲ修繕スル。相棒ガ不慣デナカナカ捗ラヌ。去年ノ今頃モ修繕シ
タコトガアッタッケガ、ソノトキハ赤沢常造ノ奴ガイタカラ、半日デ片付イタモノダ。彼....
「地獄街道」より 著者:海野十三
「さア、入ってみよう」 辻永は麦藁帽子をヒョイと取って門衛に挨拶をすると、ス
タコラ足を早めていった。私も彼の後から急いだけれど、レールなどが矢鱈に敷きまわし....
「沈没男」より 著者:海野十三
ヤイトコ、ジバクトキメマシタ」シュペーゴウノリクミイン四〇〇メイハ、ドイツキセン
タコマゴウニウツリオエタ。ヨ、ヒトリハ、チンボツオトコナルヲモッテ、ケイエンセラ....
「電気風呂の怪死事件」より 著者:海野十三
たと釜場へ通う引戸を押して奥の方へ姿を消した。 バタバタと板の間を走る足音。カ
タコトと桶の転がる音など――女湯の客が、何か異常を知って狼狽しているらしいけはい....
「○○獣」より 著者:海野十三
。こんどそういうことがあったら、急いで知らせて下さいよ」博士は、そういいすててス
タコラ帰っていった。 敬二少年は、その夜の異変を思いだしてはゾッとするのだった....
「恐怖の幻兵団員」より 著者:大倉燁子
こんなことを書かせられました。 『私ハソビエト社会主義共和国連邦ノタメニ命ゼラレ
タコトハ何事デアッテモ行ウコトヲ誓イマス。コノコトハ絶対ニ誰ニモ話シマセン。内地....
「灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
「いや、この近海のように寒流の影響のある海には、二、三メートルからの巨大なミズ
タコというやつはいるが……けれども、そんな赤いものではない」 そう言って、しき....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
女中とが夜なかにふと目がさめてどうしても眠られずにいる間に、台所の方で例のカタカ
タコトコトが始まった。二人はものも言わずに慄えていた。が、それと同時に、横井の家....