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ダブリ
「ダブリ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ダブリの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西航日録」より 著者:井上円了
、風俗すべて英国と異なり、自然に別国の形勢あり。その市街の大なるものを挙ぐれば、
ダブリンを第一とす。これアイルランドの首府なり。そのつぎをベルファストとす。これ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ンド(エジンバラ、アバディーン、インバネス、ストラスペッフェル) アイルランド(
ダブリン、ベルファスト、ロンドンデリー、ポートラッシュ、ジャイアンツ・コーズウェ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
そうの重みを持って聞こえるのだった。アイルランド総督ボラウが突然死んだ後で、当時
ダブリンは混乱に陥っていた。そして反乱の指導者としてアルスタアにいるチロオヌは、....
「アラン島」より 著者:片山広子
だ名もなく、わかいシングは身がるで放浪者のやうでもあつた。 しかし、彼はついに
ダブリンに落着き、新しく建てられるアイルランド文芸座のためにイエーツやグレゴリイ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
くなるものさ。 難を云えば、踊る女は誰の目にも目立つのがほぼ同じいから、恋人が
ダブリ易いということだね。 尚、前文中、田ンボのマンナカの一軒屋と書いたが、百....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
クーデタや戦争なら、その全部がとにかく遠からぬ事件である。そして神話も天皇紀も、
ダブリにダブらせて、その重大なことを、あの神様、あの天皇、あの悪漢にと分散してか....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
ジョナサン・スイフトという人がこれを書いたのです。彼は一六六七年、アイルランドの
ダブリンに生れました。頭の鋭い、野望家でした。はじめは、ロンドンに出てしきりに政....
「野狐」より 著者:田中英光
たから、私は大切にしていたクロポトキンの「ロシア文学の理想と現実」、ジョイスの「
ダブリンの人々」他二、三冊の洋書を、訪ねてきた編集者に頼み、一面識だけある本屋の....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
ン市街島の丘にスカンセンなる公園兼|屋外博物館があって、そこにべらぼうに高いブレ
ダブリクの塔――二四六|呎――が立っているから、その頂上へ登るとストックホルムと....
「あめんちあ」より 著者:富ノ沢麟太郎
け》を動かした。 彼女等のクインは、窓辺に靠《もた》れて、湾内の船舶を数えた。
ダブリンの町とその湾とは、蒼白《あおじろ》い光に慌《あわただ》しい雑音を織返して....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
である。そしてこの小説が、ホーマーの「オディッセー」から骨組を取ってきたことや、
ダブリン市における一小市民の一日の経験記録にすぎないことや、しかも二十世紀の各種....
「落合町山川記」より 著者:林芙美子
なってしまった。 私の隣りがダンスホール、その隣りが、派出婦会をやっている家で
ダブリュ商会と云うのだけれど、
ダブリュ商会なんてちょっと変った名前だ。その次が通....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
であろう(永尾竜造氏の『支那民族誌』上巻一一四頁参照)。 欧州でも、一七二四年
ダブリン版、アーロン・クロッスリーの『紋章用諸物の意義』ちゅう、予未見の書に、野....
「雑沓」より 著者:宮本百合子
何処に親より二十年も三十年もあとからこの世に出て来た意味があるのさ。キプリングが
ダブリン大学へ行ったときね、学生に向って第一に云ったことは、私は君等を嫉妬する。....
「破れわらじ」より 著者:三好十郎
上で快活に笑う声。ザザザーアと急流の響。 急に音の効果が変って鈍い、低い、陰気な
ダブリ、ダブン、チャブ、チャブと深夜の筑後川の水音。そこをゆっくりと筏が流れて行....