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チベット
「チベット〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
チベットの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「第四の夫から」より 著者:芥川竜之介
ず僕の運命に一驚《いっきょう》を喫《きっ》せずにはいられないであろう。第一に僕は
チベットに住んでいる。第二に僕は支那人《しなじん》になっている。第三に僕は三人の....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るもの 三十一部 仏教に関したるもの 六十二部 そのほか蒙古、
チベット、アンナン、シャム等諸国の文学、宗教に関したる書類また多し。西洋なおかく....
「西航日録」より 著者:井上円了
リンに達すれば、汽車はすでに七千フィートの高地にあり。これより河口氏の案内にて、
チベット人の住宅に入り、
チベットの茶をのみ、
チベットの食を食し、すべて
チベット風....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
た。上海で東亜同文書院の向かいの中華そば屋に雇われ、当時名声をはせた島貫兵太夫の
チベット入りの一行に加わろうとし、一足違いで間に合わず、残念でならなかったことも....
「氷河期の怪人」より 著者:海野十三
針路をインドの北どなりにとり、まるで天然の万里の長城のようなヒマラヤ山脈を越え、
チベットやネパールやブータンの国々の間をぬい、そして一気にアフガニスタン国のカブ....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
、米、薑、塩、橘皮、香料、牛乳等、時には葱とともに煮るのであった。この習慣は現今
チベット人および蒙古種族の間に行なわれていて、彼らはこれらの混合物で一種の妙なシ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ー》――すなわち、北|雲南《うんなん》、奥|四川《しせん》、青海《せいかい》、北
チベットにまたがる、「西域夷蛮地帯《シフアン・テリトリー》」通として至宝視されて....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
チベットは厳重なる鎖国なり。世人呼んで世界の秘密国と言う。その果たして然るや否や....
「高山の雪」より 著者:小島烏水
go-gangri 山を発見せられたが、この「ガングリ」なる名は、しばしば西蔵《
チベット》語に出て来る「氷の山」の義で、常に崇高な氷雪を戴いているため、
チベット....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
その基本の系統をさかのぼると蒙古までは間違いなく至りうるようである。それから更に
チベットや中央アジヤの方向へさかのぼりうるかどうかは見当がつかないけれども、とに....
「二十一」より 著者:坂口安吾
けれども、二六時中、目の覚めている限り徹頭徹尾辞書をひくに限る。梵語、パーリ語、
チベット語、フランス語、ラテン語、之だけ一緒に習った。おかげで病気は退治したが、....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
さる。 「梵語はあなた、まだまだ楽でございます」先生はにこにこ仰有るのである。「
チベット語ときたら、これはもう私はあなた、もう満五年間というもの山口恵海先生に習....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
してはね。ところが、キッピイさんは、ちがうね。ぼくは頬ッペタを突ッつきたいんだ。
チベットの女の子は、コンニチハの挨拶にベロをだすそうだね。べつに頬ッペタを突ッつ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
の嫁入り、良寛の扇面掛軸、明治大正昭和を通じてそれぞれ有名無名の人の優秀な油絵、
チベットの喇嘛僧リンチェンラマより頂いた西蔵の貴重な経文等々、こう書きならべて見....
「花火」より 著者:太宰治
治に宣告した。これに対して勝治の希望は、あまりにも、かけ離れていた。 勝治は、
チベットへ行きたかったのだ。なぜ、そのような冒険を思いついたか、或いは少年航空雑....