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チャコ
「チャコ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
チャコの前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「空中漂流一週間」より 著者:海野十三
横浜沖に碇舶していた貨物船から無断上陸をして逃げたソ連共産党の幹部スパイで、キン
チャコフとかいう大物も交っているらしく、なかなかたいへんな捕物なんですよ」 「キ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
「ところで、その新礦地があるのは、“|Gran Chaco”だ。どうだ、グラン・
チャコとは初耳だろう」 南米に、まだ開拓のおよばぬ個所が四つほどある。一つは、....
「わが文学修業」より 著者:織田作之助
どんな風に生きたかを考えれば判ることである。まして、東京が考えているエンタツ、ア
チャコだけが大阪ではない。通俗作家が大阪を歪めてしまったのである。 してみれば....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
」と。―― ベルリン会議のはじまる前の、ある夜、ビスマルクは、露西亜の宰相ゴル
チャコフと、私的の夜会をひらき、その席で骨牌をした。 ビスマルクとゴル
チャコフ....
「“歌笑”文化」より 著者:坂口安吾
に小さな三級品程度にすぎないのである。 又、漫才界では新風を劃したエンタツ、ア
チャコがあり、このうち、エンタツは夢声に比すべき第一級の存在で、喜劇俳優としては....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
来ておかなければならないのだという. この話の中に出て来る編みかけのこだし(エ
チャコルサラニプ)をかぶったように髪をおどろに振りかぶった怪しの女がこの地方でい....
「このたび大阪」より 著者:古川緑波
識した。二十九日 北のミツヒサ、夜食。ビフテキよし、チキンよし。三十日 今宵、ア
チャコ、トニー谷と共に、再び北の菊屋で。話が面白くて、何を食ったか覚えなし。三十....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
相変わらずの柔道着で「瓜や茄子」や独劇などを演っていた(同じ頃この派に雌伏期のア
チャコがいた)。でもその時例の松葉とかいう馬面の女はもういっしょに出てはいなかっ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
とまっています。但三ヵ日の間は寿江子林町でワアワア云いたいらしいので、本間さんの
チャコちゃんと云う女の子、高等科二年、をたのんで滞在して貰う手筈にきめました。自....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のね。何だか変だな、こんなに永くという風に思いながら、一生ケンメイこまかいことコ
チャコチャやっていて(表の)。本当に御免なさい。忘れたと、はっきりわかれば、勿論....
「道標」より 著者:宮本百合子
、と語っている。泰造はいそがしさにまぎれてだろう、伸子が特に父あてにおくったトレ
チャコフ美術館の三枚つづきのエハガキについて全く忘れている。
多計代の文章の冒....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
シア、ポーランド等に春の三倍もの地域において拡大した。十一月中旬、黒海艦隊の「オ
チャコフ」号は、新たに叛乱を起した。 十一月には、労働者ソヴェトの数がふえた。....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
法師、すなわち一寸法師の物語であった。江戸でも早くから意味が分らなくなって、チー
チャコモチャ桂の葉などとうたっていた。備前の岡山では、 つーちゃこもちゃかずらの....
「S岬西洋婦人絞殺事件」より 著者:夢野久作
後に、署長と、検事、判事、司法主任を招き寄せた。ズボンのポケットから洋服屋が使う
チャコを抓み出して、四人の眼の前のシーツの上に大きな曲線を描き初めた。 「御覧な....