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チン
「チン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
チンの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
代の王立協会の様子である。この後に多少変ったり、広くもなった。ファラデーの後任の
チンダルが、一八七二年に全部を改築し、一八九六年にはモンドが「デビー―ファラデー....
「大川の水」より 著者:芥川竜之介
《もくあみ》翁《おう》が、浅草寺《せんそうじ》の鐘の音とともに、その殺し場のシュ
チンムングを、最も力強く表わすために、しばしば、その世話物の中に用いたものは、実....
「少年」より 著者:芥川竜之介
すりや》の子の川島は悠々と検閲を終った後《のち》、目くら縞の懐ろからナイフだのパ
チンコだのゴム鞠《まり》だのと一しょに一束《ひとたば》の画札《えふだ》を取り出し....
「葱」より 著者:芥川竜之介
わ》だの翡翠《ひすい》まがいの帯止めだのが、数限りもなく散乱している。夜鶯《ナイ
チンゲエル》の優しい声も、すでに三越《みつこし》の旗の上から、蜜を滴《したたら》....
「老年」より 著者:芥川竜之介
がさびしくかかって、支那水仙であろう、青い芽をつつましくふいた、白交趾《はつコオ
チン》の水盤がその下に置いてある。床を前に置炬燵《おきごたつ》にあたっているのが....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
天から降ったか、地から湧いたか、モーいつの間にやら一人の眩いほど美しいお姫様がキ
チンと設けの座布団の上にお坐りになられて、にこやかに私の事を見守ってお出でなさる....
「母を尋ねて三千里」より 著者:アミーチスエドモンド・デ
ノアからアメリカまでただ一人で母をたずねて行きました。 母親は二年前にアルゼン
チンの首府ブエーノスアイレスへ行ったのですが、それは一家がいろいろな不幸にあって....
「クララの出家」より 著者:有島武郎
なぶった。クララはふと眼をあげて祭壇を見た。花に埋められ香をたきこめられてビザン
チン型の古い十字架聖像が奥深くすえられてあった。それを見るとクララは咽せ入りなが....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ついて未だかつて考え及んだことすらなかったということを伝えている。同様にアルゼン
チンのサンタ・フェー(〔Santa Fe'〕)にいる、昔は戦争好きで今は平和なイ....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
祭礼を催します。水商売の女性たちの参詣が盛んであるようですが、これは御鎮護様をオ
チンボサマに懸けた洒落参りなのかも知れません。 (大正十四年十一月『聖潮』第二巻第十号より追補)....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
かれのこらず、夕食ののち、横ッ腹をふむことにいたすから、さようこころえよ。」 「
チン ペ。」と、侍従長は申しました。それからまた、ありったけの階段を上ったり下り....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
はいりました。そこではなにもかも、せんとかわっていませんでした。柱どけいが「カッ
チンカッ
チン」いって、針がまわっていました。けれど、その戸口をはいるとき、じぶん....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
統一した日本の力を示しました。そこに家康が出て来て、うるさい婆さんのように万事キ
チンと整頓してしまった。徳川が信長や秀吉の考えたような皇室中心主義を実行しなかっ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
とき、これを左へ転廻せしめ巧みに凹地及び小丘阜を利用しつつ我が企図を秘匿してロベ
チンス村に入り、横隊に展開せしめた。 午後一時大王は梯隊をもって前進すべきを命じ....
「悪獣篇」より 著者:泉鏡花
いたその洋燈の前、廊下のはずれに、媚かしく露われた。 いささか心も落着いて、カ
チンとせんを、カタカタとさるを抜いた、戸締り厳重な雨戸を一枚。半ば戸袋へするりと....