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ツール
「ツール〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ツールの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
く違った道を滑ることにした。そのさきで、大変に急な山にぶつかって引っかえした。「
ツールュック」ときた。戻りながら木のむやみとはえた谷を見て「ここを下ります。去年....
「恐竜島」より 著者:海野十三
たといった方がよいかもしれない。二等船客はたった三名だった。その一人がポール・ラ
ツール氏といって、フランスの新聞ル・マルタン紙の社会部記者だった。 玉太郎は三....
「異国食餌抄」より 著者:岡本かの子
いるレストラン・プルニエール、セーヌ河を距ててノートルダムの尖塔の見える鴨料理の
ツールダルジャン等一流の料理屋から、テーブルの脚が妙にガタつき縁のかけたちぐはぐ....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
ヤと言う所へやって来たの。巴里から西南へ三時間程汽車に乗って行くとロアール河の都
ツール市へ着きます、其処から汽車を乗り換えて二十分|許りで此のモントリシヤへ到着....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
酷と思いながらしきりにおみちのおさな顔に白髪の生えた図を想像した。 家鴨料理の
ツール・ダルジャンでゆっくりした晩餐をとった後、新吉とリサとは直ぐ前のセーヌ河の....
「巴里の秋」より 著者:岡本かの子
の飛行機が悠長に飛んで行く。 ――いよいよね。今月|一ぱいで店を畳んで、はあ、
ツール在の土となるまでの巣を見つけて買い取りましたよ。巴里にも三十年、まあ三十年....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
「ベートーヴェンへの感謝」はドイツでは、それだけで独立した単行本として音楽学者ネ
ツール教授の論文「ロマン・ロランと音楽」を添え一九五一年に初めて出版された。 訳者....
「すき焼きと鴨料理――洋食雑感――」より 著者:北大路魯山人
お店で“学ぶ”という気持だから、自由な注文も質問もできはしない。 鴨料理の店「
ツール・ダルジャン」のように堂々とした造りで、正装のボーイが鷹揚に構えているよう....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
二マイル(約十九キロ)も歩いて来た旅行者の足をなやました。親方はわたしに、ここが
ツールーズの町だと言って、しばらくここに滞留するはずだと話した。 例によってそ....
「家なき子」より 著者:楠山正雄
しも金持ちではなかったけれど、気のどくなマチアにやるだけのものはあった。わたしが
ツールーズへんをいまのマチアのように飢えてうろうろしていたじぶん、一きれのパンで....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
ましめる事に非常な力があった事は確かである。 そこで私は普通学の勉強時代やアマ
ツールとしての時代がすみ次第に本当に絵をやろうとするにはやはり美校あるいは相当の....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
に普及し、一般的となり大衆的となりつつある。従って、どれが専門の画学生やら、アマ
ツールやらさっぱり判らぬ時代となって来ている。図画教師たちや図案家、名家の令嬢、....
「虚構の春」より 著者:太宰治
しか卒《お》えていない。しかも、他に、なにもできないのであった。そういった、アマ
ツール的な気持からは、ただ、太宰治のくるしみを、肉体的に感じてくるばかりで、傍観....
「春寒」より 著者:寺田寅彦
スカンジナヴィアの遠い昔の物語が、アイスランド人の口碑に残って伝えられたのを、十二世紀の終わりにスノルレ・ス
ツール・ラソンという人が書きつづった記録が Heimskringla という書物....
「日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
かの形でそこへ結びつけられる。芝居や戯曲が勧善懲悪のためだというような民間ドラマ
ツールギーは、そういう公認用被服の嘘から出た真実のようなものであったろう。 儒....