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テロ
「テロ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
テロの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
啓示を漏らして居る。ずっと後世になりても、その点に於て何の相違もない。ポーロとペ
テロは同一の真理を説き乍ら、必然的に別の角度から之をのぞいている。どちらの説く所....
「或る女」より 著者:有島武郎
て道の暗さもこのくらいだった。自分はその時、内田の奥さんに内田の悪口をいって、ペ
テロとキリストとの間に取りかわされた寛恕《かんじょ》に対する問答を例に引いた。い....
「かんかん虫」より 著者:有島武郎
身体の出来が人竝外れて大きい、容貌は謂わばカザン寺院の縁日で売る火難盗賊除けのペ
テロの画像見た様で、太い眉の下に上睫の一直線になった大きな眼が二つ。それに挾まれ....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
ラやチブスや疱そうの注射をして行ったのであった。よほど用心してゆかないと蒋介石の
テロにあったりしてあぶないなどといろいろそのお医者さんは注意してくれた。日本服を....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
イウナ。 (二)コノ品物ハスグチャントシマッテクレ。 (三)コノ手紙ハスグ焼キス
テロ。ソシテオ前ハ俺ノ行動ニツイテ、昼間飛行島デ別レテカラ後ノコトハ、スベテミナ....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
リ。予モ亦ラジオヲ以テ長年ノ趣味トスルモノニシテ、予ガ組立テタル愛機『スーパーヘ
テロダイン』ヲ携エテ今回|此途ニノボレリ。スナワチ、高山山巓ニ於テ、米国ノ放送ヲ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
X大使は、ふしぎな話題をとらえて、私に質問を発したのである。私はX大使が普通の
テロ行為者《こういしゃ》とはちがって私の生命を断《た》とうとしているのではない様....
「子供役者の死」より 著者:岡本綺堂
ペ
テロは三たびキリストを知らずといえり。――これはそんなむずかしい話ではありません....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
が、犬のごとく己れの吐きたるものに帰り来る――とでもお考えなのですか」と鎮子はペ
テロの言を藉りて、痛烈に酬い返した。そして、
「でも、私が徒らな神霊陶酔者でない....
「外来語所感」より 著者:九鬼周造
」よりも、「ゴー・ストップ」は「進め、止まれ」よりも語感が強くて効果的である。「
テロ」を「恐怖手段」といい、「ギャング」を「殺人強奪隊」といっては感じが出ない。....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
ていた。ひどく恐れているらしかった。 「さあお前達は監視っていろ。……ヨハネ、ペ
テロ、ヤコブは来い。俺と一緒に来るがいい」 こう云ってイエスは奥へ進んだ。 「....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
幾度か父母につれられ、船に乗って荒海に出たに相違ない。彼の激しい性格の中には、ペ
テロのように、海風のいきおいが見られるのである。そこで彼はその幼時を大洋の日に焼....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
昔からその声のように綺麗な、調子の高い所があった。そしてその駄々っ子の頑張りはペ
テロのような、烈しい信仰に通じるものがあるのだ。 そして確かにも一つの原因は君....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
政宗の本心は宗教をダシに新エスパニヤと貿易したいことだった。一方、紹介役のソ
テロは、日本の布教がイエズス会に牛耳られているのが不満で、自己の所属するフランシ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ゾ・デ・メンチェダ神父によって修道服を与えられ、誓願を立てた後、ドン・フライ・ペ
テロ・デ・アルセによって司祭に補せられた。日本の記録では「切支丹バテレン妖術使い....