»
テール
「テール〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
テールの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
て美人を花に譬えた人は天才であるが、二番目に同じことをいった人は馬鹿だ」とヴォル
テールがいった。少くとも智的生活に固執する人は美人を花に譬える創意的なことはしな....
「宣言一つ」より 著者:有島武郎
れない。仏国革命が民衆のための革命として勃発したにもかかわらず、ルーソーやヴォル
テールなどの思想が縁になって起こった革命であっただけに、その結果は第三階級者の利....
「暗号数字」より 著者:海野十三
前のような貧乏人の用はないぞといわんばかりの態度であった。 「ああその何だ。コク
テールの材料をあつめたいのだ。あそこの棚をのぞいてみたいから、ちょっと梯子を貸し....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
ように、警部補の肩を叩くのだった。 ――全く、座席の後ろの四角い硝子窓からは、
テール・ランプに照らされて仄赤くぼやけた路面が、直ぐ眼の下に見えるだけで、あとは....
「男女関係について」より 著者:大杉栄
とにかくこんな意味のことを、君はよく人に話したそうだ。話は横道へそれるが、ヴォル
テールの哲学事典の「姦通」の項を開いて見ると、これとちょっと似た面白いことが書い....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
も女について入った。 恐ろしく長い酒場の台。客は四五人しか居なかった。丁度カク
テール調合筒を振り終えた給仕長らしい男。 ――東洋人の奥さん、旦那にはもう翡翠の....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
スワンソン夫人に命令された給仕男は鸚鵡返しにその通り復誦する。これは朝飯の「カク
テール」と呼ばれているものであって、美髪師「マダム・H」のサロンから夫人が覚えて....
「巴里のキャフェ」より 著者:岡本かの子
旅人のカク
テール 旅人は先ず大通のオペラの角のキャフェ・ド・ラ・ペーイで巴里の椅子の腰の....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
女中が寝室へはいって来ると、間もなく伯爵夫人があらわれて、死んだ者のようにヴォル
テール時代の臂掛け椅子に腰を落とした。 ヘルマンは隙間から覗いていると、リザヴ....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いたいこういった古風な家で、書架に必ず姿を現わすものと云えば、まず思弁学でヴォル
テール、文学ではゲーテだ。ところが、そういった古典文学が、あの女には些細な感興も....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
すれば……、一向構わんではありませんか」法水は冷然と云い放った。「たしか、ヴォル
テールでしたね。ストリキニーネさえ混ぜれば、呪文でも人間を殺せる――と云ったのは....
「ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
※ ぶよが刺した位では疾駆している馬を停められはしない、というヴォル
テールの感想に私はまったく同感である。 (一八二六年) ※ あのば....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
の上の鐶に通して、ルックザックとともに担ぐのである。もしスキーがぐらつくようなら
テールの方も紐で腰に縛りつけるのである。 いつもブナ坂を登り切ると、悪場から開....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
子と相川さんの前には、バーテンの創案の、アルコール分の少いアヴェック・モア・カク
テールが運ばれた。 「美和ちゃんのお姉さんのために、チェリオ!」青年の一人が、そ....
「演劇の様式――総論」より 著者:岸田国士
世相)喜劇、恋愛喜劇、などというのがあり、フランスなどでは、十八世紀の頃、ヴォル
テールによつて「歴史喜劇」なるものさえ、書かれたことがあり、「涙を催させる喜劇」....