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デザイン
「デザイン〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
デザインの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神経」より 著者:織田作之助
れるというわけには参らなかったようだ。詩人で劇作家で、作曲もしバンドの指揮もし、
デザインをやるという奇術師のようなジャン・コクトオですら、小説を書けば極くあたり....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
術家が、たまたま懇望もだしがたく、専門家の技術的な助言協力を計算に入れて、背景の
デザインを描いた場合、舞台の寸法とか、演出上の都合とかいう点で、部分的な訂正をす....
「欧米料理と日本」より 著者:北大路魯山人
料理の目に訴えてくる美しさは絶対のもので、まことに美しい。食器の美しさ、盛り方の
デザイン、居室の美しさは、世界無比といえよう。この点はとうてい欧米では窺えないと....
「近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
関心を持たぬ訳にはゆきますまい。古来人間が着物のこと衣裳のことに多大な関心を以て
デザインが研究され、素地である織物、染色に驚くばかりの進歩が成し遂げられています....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
降しつつある。このあり様は見るに忍びない。内容の重きに注意せざる者は、勢い外表の
デザインのみに走る。 * 要求する食物に不味いものなしだから腹が空る....
「幾度目かの最期」より 著者:久坂葉子
ら借りていた本二三冊、それは建築の本でした。彼が家をたてるというので、私は、その
デザインをまかされていたのです。いずれ、二人で住むかも知れない家だったかも知れま....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
。註文主から考えてもイエメンの宗教用の織物に相違ないが、その中に二種類だけ非常に
デザインの秀抜なものがあった。S君はシメタと思った。 なにしろ勝手知らぬ異境の....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
私が目方ハカリキ、上へのッかッて一銭いれると目方が現れる、あのハカリの新式の
デザインだなと思った彫刻には「婦人像」と思いがけない題がついている。毀れた椅子だ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
本機は特に長時間飛行のため建造られ、キャビンの通風|煖※照明等すべて最も近代的
デザインになる。 中央エンジンの後部は防火壁にして、石油は上翼下二個のタンク内....
「火事教育」より 著者:寺田寅彦
いるあの職人仕立ての児童用絵本などとは到底比較にも何もならないほど芸術味の豊富な
デザインを示したものがいろいろあって、子供ばかりかむしろおとなの好事家を喜ばすに....
「蛸の如きもの」より 著者:豊島与志雄
的に見える。 光子はしんから怒っていた。京子よりも本気で怒っていた。洋裁店で、
デザインもやり、ミシンも踏んでるのだが、客筋から届けられた南京豆を朋輩といっしょ....
「ロボットとベッドの重量」より 著者:直木三十五
近い、獣的な香水の匂が、漂っていた。夫人は、ロボットの胸に描いたのと同じ、草花の
デザインを、青と、朱《あか》と、紫とで、化粧した胸に描いていたし、露出した脚には....
「明治の五十銭銀貨」より 著者:服部之総
をもつ大五十銭銀貨は、ざっとこのような運命の象徴としてうまれでたものである。表の
デザインは神鏡に菊桐をあしらい、裏には竜模様がある。外国の貨幣は総じて君主または....
「着物雑考」より 著者:林芙美子
カートの方が神聖で愛らしくていいと思います。十八、九歳頃までは少女型のあどけない
デザインの服をすすめたく思います。それと反対に、いい年増《としま》が女学生のよう....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
ルは、たくさんだって……着ているものの枠《フレーム》のなかにキチンとおさまって、
デザインや生地の美しさを生かしてくれるような、すぐれた感覚をもったひとだけを集め....