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「トルコ風呂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

トルコ風呂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
失寵《しっちょう》にかえって利を得た形です。疲れきっている彼らにとっては、音楽はトルコ風呂《ぶろ》であり、なま温かい湯気であり、マッサージであり、長|煙管《ぎせ....
話の種」より 著者:寺田寅彦
々に入れ電気を通すので心臓病や痛風などに好いという。また強い電光に全身を浴するとトルコ風呂よりも薬になるそうである。次にちょっと耳新しいのはロシアの某医師が患者....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
そうだその土耳古風呂の一方の扉を押すと長い廊下となるのだそうだが、この廊下はそのトルコ風呂と並行した位置に出来ていて可成り長く、そうしてその廊下の片側、土耳古風....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
のものと認めてさしつかえない。西洋にももちろんこの風がないわけではないが、それはトルコ風呂の類で、東洋の風を輸入したものであろう。温泉なども、西洋のはおもに温泉....
上海」より 著者:横光利一
点の白い時計の台盤だけが、眼のように光っていた。 この豚屋と果物屋との間から、トルコ風呂の看板のかかった家の入口までは、歪んだ煉瓦の柱に支えられた深い露路が続....