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「ドット〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ドットの前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
スノ方ノ組デス、当所へ参リマス前、凡ソ半年ホドヲ鵠沼ニ辛棒シテオリマシタガ、無論ドットネテイルトイウデハアリマセズ、ソレガカエッテ苦痛デハアリマスガ、昨今デハマ....
怪しの者」より 著者:国枝史郎
悲鳴が起こり、刀をふりかぶったまま、鶴吉は躰を捻りましたが、やがて、よろめくと、ドット倒れました。脇腹から血が吹き出しています。 「わーッ」という声が湧き上がり....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
余丈はあるらしく思える。満谿を傾け尽して狭い落ち口から一度に切って放たれた水が、ドット迸り出でさま虚空を跳って末広がりに滾々と落ちて来る。夫から上は右側の山の胴....
利根の尺鮎」より 著者:佐藤垢石
しおう坂東太郎の激流と深淵の連続である。白井の簗、雛段、樽、天堂、左又、宮田のノドット、竜宮方面へと釣り上がって行った。 とりわけ、宮田のノドットには大ものが....
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
ますか、時雨空《しぐれぞら》の癖として、今まで霽《は》れていたのが俄《にわ》かにドットと車軸を流すばかりの雨に成りました。そう致しますと生茂《おいしげ》った木葉....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
親は不図感染した風邪《ふうじゃ》から余病を引出し、年比《としごろ》の心労も手伝てドット床に就《つ》く。薬餌《やくじ》、呪《まじない》、加持祈祷《かじきとう》と人....
道標」より 著者:宮本百合子
学したり、特別講習をうけたりしたのはメイエルホリドだったでしょう。次は『トゥランドット』をやっているワフタンゴフ。ム・ハ・ト(芸術座)はその割でなかったでしょう....
少女地獄」より 著者:夢野久作
卒倒なすったそうで……」 「ええッ。いつ頃ですか」 「……今朝の……九時頃……」ドット言う哄笑《こうしょう》が爆発した。長椅子に腰をかけて耳を澄ましていたタキシ....
木魂」より 著者:夢野久作
とを比較して行くうちに、直径の三乗と重量とが正比例して増加して行く事を、方眼紙にドットして行った点の軌跡の曲線から発見し得た時の喜びようは、今でもこの眼に縋り付....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
壊れたかと思うほど烈しい音を立てると、室中の硝子窓が向うの隅まで一斉に共鳴して、ドット大笑いをするかのように震動し、鳴動し、戦慄した。 そのあとを振り返って見....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
れずにいるうちに、二人が密話になりだしたので、なおさらそこを驚かす勇気がくじけ、ドット鳴る血の音を感じながら、胸を抱いて籬の裾へしゃがんでしまった。 ひそかで....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
しい。もう両方で、寝息を探りあうことは止めた。そしてただお米の心臓だけが暗い中でドットと鳴ってじれていた。 翌日は、どんな顔を見あわすかと思われたが、宅助もお....