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ナショナル
「ナショナル〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ナショナルの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「追憶」より 著者:芥川竜之介
しなかった。ただ英語はTやDの発音を覚えたくらいである。それでも僕は夜になると、
ナショナル・リイダアや日本外史をかかえ、せっせと相生町二丁目の「お師匠さん」の家....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ヌの山水の雄大なるは、チューリヒの比にあらず。午後六時ジュネーブに着し、インター
ナショナル旅館に入宿す。同市は小パリと名づくべき美観を有す。屋高く街ひろく、旅館....
「耽溺」より 著者:岩野泡鳴
白いと思って、会話の目録を作らして、そのうちを少しずつと、二人がほかで習って来る
ナショナル読本の一と二とを読まして見ることにした。お君さんとその弟の正ちゃんとが....
「銀座幽霊」より 著者:大阪圭吉
呆気にとられている警部達を残して、階下へ降りて行った。が、直ぐに自転車用の大きな
ナショナル・ランプを持って引返して来ると、窓際に立って警部へ云った。 「じゃア幽....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
すようにも、また養うようにもできていなかった。 また、国際労働者同盟(インター
ナショナル)が、その最初にやった大きな約束、労働者の心に呼び起した希望について考....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
者としての僕は、極東共産党同盟に加わることもできずまた国際共産党同盟の第三インタ
ナショナルに加わることもできなかった。そして僕の主張は、(三十七字削除)いうこと....
「巴里のキャフェ」より 著者:岡本かの子
はお使いでないよと頬を打つ。きゃっきゃと笑う。 斜向うのイギリス銀行、ロイド・
ナショナル・プロヴィンシアル・バンクの支店から出て来た髭の生えたプラスフォアのイ....
「男の子を見るたびに「戦争」について考えます」より 著者:小川未明
持つ親として、このことに考え至る者は、私一人ではありますまい。いま、第三インター
ナショナルの運動を別にしては、全世界にその信徒を有すると知られている、基督教徒の....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
《い》ったのではないだろうね」
「いや、往けばこそだよ。あすこは、米国地学協会《
ナショナル・ジェオグラフィック・ソサエティ》のダネック君が、ここ数年間|執拗《し....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ようなことだ。と、がやがやそんな声が聴えてくるなかで、その女性が小切手を書いた。
ナショナル・シティ銀行リオ・デ・ジャネイロ支店。してみると、この婦人は米人であろ....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
れすなわち国民論派の特色なり。 政事における国民論派の大要 国民的政治〔
ナショナル・ポリチック〕とは外に対して国民の特立を意味し、しかして内においては国....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
問の女へじっとその眼をやったものである。 十二月極寒の西伯里を、巨大なインター
ナショナル・ツレーンは、吹きつける吹雪を突き破り百足のような姿をしてオムスク指し....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
ようなものを俗視しだした。 教室で地理の時間に文章を書いたりするようになった。
ナショナル・リーダーというのが教科書なのを、ロイヤル・リーダーという絵や、紙質の....
「反戦文学論」より 著者:黒島伝治
は、戦争の惨禍を呪咀するばかりでなく、戦争の責任者に対して嫌悪を投げつけ、インタ
ナショナルの精神を高揚している。「そこで君達は、祖国の武装を解かせねばならないの....
「独房」より 著者:小林多喜二
き方は色々に変った。それはみんな我々の歌の拍子になっていた。俺ときたら「インター
ナショナル」でさえ、あやふやにしか知っていないので困った。相手のたゝいて寄す歌が....