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ネコ
「ネコ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ネコの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪星ガン」より 著者:海野十三
とも近きものは、現場より千三百万キロメートルをへだてた空間にある宇宙|採取艇ギン
ネコ号であります。 以上がただいまお知らせすることの全部でありますが、十時の定....
「金属人間」より 著者:海野十三
っている。 お釜の中にネズミがはいっているわけではなかった。またお釜のかげで、
ネコがからだを動かしているわけでもなかった。お釜は、ひとりでからだをゆすぶってい....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
さわぐなと知らせた。 「ええッ。気味のわるいことだ」 と、キンちゃんは、どろ棒
ネコのように腰を低くし、草むらを分けてそろそろと正吉の方へ近づいた。 キンちゃ....
「古事記」より 著者:太安万侶
のオシカ姫の命と結婚してお生みになつた御子は、オホキビノモロススの命とオホヤマト
ネコ彦フトニの命とお二方です。このオホヤマト
ネコ彦フトニの命は天下をお治めなさい....
「金のくびかざり」より 著者:小野浩
一 よし子さんのお家も、あすは、クリスマスです。 毛なみの、つやつやした、まっ黒い
ネコは、夜どおし、煙突のてっぺんにすわって、サンタクローズのおじいさんが、このお....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
けた。エセックスはこれを見て、あれはなにかと問い、わけを聞くと、「ああわかった。
ネコも杓子も御寵愛が要るというわけか」と叫んだ。そこで、アリイ・レボーンでブラウ....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
これ、この軸木のさきの薬、けずり取ってのむ。この函に十函ぶんのむ。死ぬる。日本、
ネコイラズ、中国黄燐マッチ……」 「ふむむ、……それだけ日本語が分りゃ、話が出来....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
トバイの爆音、高級車のドライヴ、スポーツマンの白シャツ、海水着のダンダラ染め、シ
ネコダックの撮影、大きな耳掃除の道具を抱えたゴルフの紳士、登山、競馬、テニス、野....
「夜の隅田川」より 著者:幸田露伴
漕いで居る。あかりをつけずに無法にやって来るものもないではない。俗にそれを「シン
ネコ」というが、実にシン
ネコでもって大きな船がニョッと横合から顔をつん出して来る....
「呪われの家」より 著者:小酒井不木
と平岡は男に似合わず乳房が大きい。男が女のような乳房をして居ることを術語では「ギ
ネコマスチー」といって、先天性犯罪者に屡々見られる現象であるから、或は今回の犯罪....
「テガミ」より 著者:小林多喜二
リノコサレテシマッタ。ソレニ、カイダンヲオチテ、ウチドコロガワルクテ、君チャンガ
ネコンデシマッタノ。ソウシキハソコノ人ガタクサンアツマッテ、ドウニカヤッテクレル....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
けられてるな。追いつめられてチューチュー泣いてる奴もいる」 「それだ。君のウチに
ネコはいねえだろう。それはイタチだ。縁の下の先生はイタチだぜ。オレの子供のころは....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
なものがあり、これは若干言葉らしいオモムキをそなえているようだ。 ジョウジョウ
ネコ ホホールト ホール トッピャッピ オカザキ デコデンデン(前掲)....
「僕はもう治っている」より 著者:坂口安吾
神経科は一階しかない。それも半地下室のようなところでさのみ気のききそうもないノラ
ネコが平気で窓へ飛上ってくるところだから、飛降り自殺はできない。第一神経科の格子....
「黒猫」より 著者:島木健作
連載されていてそれが私には面白かった。そのなかの絶滅せんとしつつある樺太オオヤマ
ネコの話、というのが強く私の空想を刺戟した。樺太の大山猫は明治四十一年、大正元年....