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ネジ
「ネジ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ネジの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「怪星ガン」より 著者:海野十三
はオルゴール人形だった。 箱の上に、美しい少女の人形が立っていた。箱の横にある
ネジをまき、人形の背中についている釦に、ちょっとさわるときれいなオルゴールの曲が....
「恐竜島」より 著者:海野十三
種の棒である。 この筏になっている扉の蝶番《ちょうつがい》のあるところは、もと
ネジで柱にとめてあった。その柱が木
ネジといっしょに扉の方へひきむしられて、ひんま....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
きまなく、つまっていた。 イワノフ博士は、そのとき妙な眼鏡をかけると、ペンチと
ネジまわしをもって、人造人間の腹の中をしきりにいじりはじめた。 「ふん、どうもよ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
て彼は物慣れた手つきでドライバーを手にとり、人造人間の胴中をしめつけている鉄扉の
ネジを外していった。間もなく人造人間の膓が露出した。膓といっても人造人間のことだ....
「赤外線男」より 著者:海野十三
いつもこの研究室に寝泊りしていた。 「アラ先生、まあ面白いことを発見しましたわ」
ネジ廻しを握って、器械のパネルに木
ネジをねじこんでいたダリアが、頓狂な声を張りあ....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
押しつけられ、床には棒をさし込んで、ぐいぐい引張ったらしい痕もあり、スパンナーや
ネジ廻しや、アセチレン瓦斯の焼切道具などが散らばっていた。 「この大使館にも、余....
「地中魔」より 著者:海野十三
ルブルふるわせて叫んだ。「どうだ、これを怪しいとは思わねえか。あの金庫のことは、
ネジ釘一本だって調をつけてあったんだ。それにむざむざと……」 「そういえば親分」....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
笑っていてもらいたい。 入獄するチョット前からハヤシかけていた髭は、暇に任せて
ネジったりヒッパったり散々に虐待するものだから、たださえ薄い少ないのが可哀相に切....
「四月馬鹿」より 著者:織田作之助
の上の時計を弄んでいた。机の上には五六個の時計があった。一つずつ手に取って黙々と
ネジを巻いているその手つきを見ていると、ふと孤独が感じられた。 一つ風変りな時....
「くちこ」より 著者:北大路魯山人
。味覚、味覚……、その快味は真に言うべからざるものがある。しかも、その酒杯が古染
ネジなどであり、このわたの容器が朝鮮|斑唐津などの珍器であったとしたら、まったく....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
インド
ネジアン族、インドチャイニース族の集合であるところの熊襲が大和朝廷にしばしば叛い....
「春泥」より 著者:久保田万太郎
面目な顔で負惜しみをいった。 が、その禁酒は三月とつゞかなかった。いつともなし
ネジはもとへもどっていた。――すくなくもその正坊のめでたく中学の試験のうかったと....
「贋紙幣事件」より 著者:甲賀三郎
と又ツカツカと中にはいった。 「お寺の和尚さんの頼んだものはいつ出来ますか」 「
ネジ廻しかね」向う鎚を振上げた男は迂散そうな顔をして、森君を見ながら、「明日の朝....
「赤旗事件の回顧」より 著者:堺利彦
ワメキ叫んでいた。そして巡査らがいちいちそれを追いまわしたり、引っつかまえたり、
ネジふせたりしていた。わたしは最後に一ツ橋の通りで、また巡査をいろいろになだめす....
「婦人の天職」より 著者:堺利彦
とが婦人の天職なりとしたところで、水道の給水法が完成せられて、どこの家においても
ネジを一つひねればこんこんとして水があふれ出るという場合になれば、婦人の天職はほ....