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「バッジ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

バッジの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
次郎物語」より 著者:下村湖人
。白いセーラーの校服がすこし汗ばんでいる。右乳からすこしさがったところに、校章のバッジをつけた紅いリボンがさがっており、そのすぐ下に年級を示す4の字が小さく金色....
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
テン整調の森さんでさえ、出発の二三日前、あるいかがわしい場処へ、デレゲェション・バッジを落してきたのです。 モオラン(Morning-run)と称する、朝の駆....
「焚書時代」の出現」より 著者:中井正一
こに現われ出でた。これは、日本の民主化の一つの表徴であり、現議員の果たした栄誉のバッジですらある。往古、アレクサンダーがその遠征の記念としてアレクサンドリア図書....
長崎の鐘」より 著者:永井隆
らなかった井上君よりは、しょっちゅう叱っていた山下君のほうがいとしい。小さな犬のバッジも胸にそのままに、うすい唇には土がついている。 ただ一発でこれだけの生命....
処女の木とアブ・サルガ」より 著者:野上豊一郎
」のシカモアは枯れ朽ちてるのに、尖《さき》に葉が茂ってるのがおかしいと思ったら、バッジ博士の The Nile(第十二版、一九一二年)には「処女の木」が一九〇六....
だいこん」より 著者:久生十蘭
キ色のユニフォームに、BDM(ドイツ女子青年団)の〈三叉《みつまた》の物干棒〉のバッジをつけてルロンへ口紅を買いに行って、あっさりお断りをくったというトンチキだ....
チャアリイは何処にいる」より 著者:牧逸馬
開始した。映画で見るように、詰襟《つめえり》の制服に胸へ洋銀《ニッケル》の証章《バッジ》を付けた丸腰の警官隊が、棍棒を振りまわし、チュウイング・ガムを噛みながら....
十二支考」より 著者:南方熊楠
とした(マスベロ『|開化の暁《ゼ・ドーン・オヴ・シヴィリゼーション》』一九一頁、バッジ『冥界経《ゼ・ブック・オヴ・ゼ・デット》』および『埃及諸神譜《ゼ・ゴッズ・....
十二支考」より 著者:南方熊楠
身とす、これ太陽|晨《あした》に天に昇るを兎の蹶起《けっき》するに比したんじゃ(バッジ『埃及諸神譜《ゼ・ブック・オブ・ゼ・エジプシアンス》』巻一)。兎を月気との....
十二支考」より 著者:南方熊楠
アスクレピオスの諸祠の神蛇、デルフィの大蛇、ヘスペリデスの神竜等のごとしと。熊楠バッジ等エジプト学者の書を按ずるに、古エジプト人も古支那と同じく、竜蛇を兇物とば....
十二支考」より 著者:南方熊楠
タヌキから出たタナテ、またよくこの獣を形容したラクーン・ドグなる英語があるに今もバッジャー(※《まみ》、アナクマに当る)てふ誤訳を踏襲するに斉しく、今となっては....
日記」より 著者:宮本百合子
てかえろう。予定の一週間が満ちるから。やはり家よりほかに落付く処なし。昨日より、バッジの、「埃及文学史」を少しずつ書きぬき、参考書も加えてまとめる下拵えをし始め....
日記」より 著者:宮本百合子
午後から丸善にゆき、エジプトの話、物語(パピリから訳した。)集を買って来た。バッジの Egyptian literature の中にあると同一のものもあり。....
三つの愛のしるし」より 著者:宮本百合子
互にかたくむすばれるときであることを身をもって示した人たちであった。 私たちのバッジに三ツのDがある。自由と、独立と、平和とのためのデモクラシー、私たちが日本....
こども風土記」より 著者:柳田国男
から、もう主婦の真似ということは忘れているかも知れぬ。 九州の端々でも上五島でバッジョ、薩摩の下甑島ではバッコーというのが、ともにままごとを意味している。それ....