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「バラモン教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

バラモン教の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
衣服と婦人の生活」より 著者:宮本百合子
の立派な技術をもち美しい芸術的な生産をするインド婦人の生活はどうだろう。回教徒とバラモン教徒との対立は、一人一人の婦人の運命に重大に関係している状態である。 ....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
ある。吾々はギリシア哲学乃至ギリシア神話に於ける諸範疇を、支那の儒教や易、印度のバラモン教や原始仏教に於ける諸範疇と、直接に比較することは許されない。 範疇が....
明治十年前後」より 著者:淡島寒月
うよりも空、即ち昨日は無、明日は空、ただ現在に生き、趣味に生きる者である――故にバラモン教からも、マホメット教からも、何からも同一の感じをもつことが出来るように....
我が宗教観」より 著者:淡島寒月
思っています。いわば宗教を趣味の箱に入れてしまうと同じです。それ故マホメット教もバラモン教も、ジャイナ教もいずれも面白いと思います。私のは宗教を信ずるのでなくっ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
だと思われ、もう生涯《しょうがい》の終わり近く達してる、この老人は、古代インドのバラモン教徒の寂しいやさしい思想を、ひそかにみずから繰り返していた。 世界の....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の牧師に固有なものであるが、ディーニュの司教は少しもそれを持たなかった。もとよりバラモン教の僧侶《そうりょ》ほどに極端ではなかったが、「動物の魂のどこへ行くかを....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
昂《げっこう》する力を減じたであろうが、憤慨の力は少しもそこなわれずにいた。彼はバラモン教徒のような慈悲心と法官のような峻厳《しゅんげん》さとを持っていた。蛙《....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
《ならく》のうちの最も恐るべきもので、吠陀《ヴェダ》の中で剣葉林と呼ばれてるあのバラモン教の地獄のありさまも、かくやと思われるほどだった。 彼らは敵を間近に引....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
であろうと思います。 とにかく仏教の方は四百年しか覚えることが出来なかったが、バラモン教の方は今に至る四千年間覚えているのであります。バラモンはこれを本職とし....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
伎楽のごときはこの意味で骨抜きにされたのである。 林邑楽はインドの舞曲で、特にバラモン教の畑に育ったものらしい。しかし仁明時代の変革でそのバラモン的香気を失っ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
セイロン島の宗教徒比較表、左のごとし。 仏教徒 百六十九万八千七十人バラモン教徒 四十九万三千六百三十人 イスラム教徒 十九万七千七百七十五人 ....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ものオランダ人、そのほか各国人とす。多少のユダヤ人もこれに加わる。インド人中にはバラモン教徒、イスラム教徒、火教徒あり。そのほかにはマレー人、シナ人、アラビア人....