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バンド
「バンド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
バンドの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
」は僕等の隣《となり》に両手に赤葡萄酒《あかぶどうしゅ》の杯《さかずき》を暖め、
バンドの調子に合せては絶えず頭を動かしていた。それは満足そのものと云っても、少し....
「透明猫」より 著者:海野十三
らしく思われる。 それから新発見があった。見えない猫の二本の前足が、細いゴムの
バンドで結《むす》んであることだった。そのゴムの
バンドは、草むらの中にあって、よ....
「国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
話しかけても駄目だぜ」 云いたいことを云ってしまうと、彼はオーバーを脱いだり、
バンドをゆるめたりして、イキナリ、おキミの寝床にもぐり込んだ。ぼそぼそと、しばら....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
思われる金属球が、でんと腰をすえていた。表面はぴかぴかに光沢を放っている。十字に
バンドがしてある。アイ・ボルトが何本かうちこんである。一同はそのまわりをまわって....
「少年探偵長」より 著者:海野十三
びたところはそのままで、ぼろが下っていた。外套にはボタンがないと見え、上から縄で
バンドのようにしばりつけてあった。放浪者であった。 「さっきから見ていりゃ、あの....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
きな金属球が、でんと腰をすえていた。表面はぴかぴかに金属光沢を放っている。十字に
バンドがしてある。アイ・ボルトが何本かうちこんである。一同はそのまわりをまわって....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
った。その椅子は重力に異常のあったときに、からだを椅子にしばりつけるための丈夫な
バンドがひじかけのところについているものだった。 「さて、事務長。あのテッド博士....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
て、いろいろやってみた。 「この機械の受信波長《じゅしんはちょう》は、どれだけの
バンドを持っているのかね」 四方《よつかた》が、隆夫に聞く。 「波長帯は、一等....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
がだんだん早くなっていく。 東助少年は手に捕虫網《ほちゅうあみ》をもち、肩から
バンドで、毒ビンと虫入れ鞄とを下げていた。ヒトミの方は、植物採集用のどうらんを肩....
「火星兵団」より 著者:海野十三
感じである。
曲面をもった壁は、にぶい金属的な光をもっていた。この部屋の中には
バンドのついた腰かけと、天井から吊革のようなものが、ぶら下っているだけで、外に何....
「火薬船」より 著者:海野十三
なり、べりべりと音をさせて、右脚の入っているズボンを、ひきさいた。 「竹、おれの
バンドをといて、右脚のつけ根を、お、思い切り、ぎゅっと縛ってくれ。早く、早くたの....
「怪塔王」より 著者:海野十三
した。大尉はもんどりうって、山腹にころげるとみましたが、とたんに落下傘をゆわえた
バンドをはずして、すくっと地上にたちあがりました。これをみていた一彦は、おもわず....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
、また悪い奴にみつかるからね」 マリ子は大辻の背中にとびついた。大辻はそこで、
バンドを外して、マリ子を背にくくりつけた。マリ子は、お尻の下のところが
バンドにし....
「大空魔艦」より 著者:海野十三
に、丁坊のからだはすぽりと入れられてしまった。その袋は丁坊の首のところでぎゅーと
バンドがしまるようになっていた。 二人の怪しい男は、防毒面の硝子ごしに、にやり....
「東京要塞」より 著者:海野十三
うこの頭巾を被せられてしまった。息のつまるような厚い布で出来た嚢だ。頸のところで
バンドを締め、御丁寧にがちゃんと錠がかかった。こうして置けば、いくら頭巾を脱ごう....