» ヒール

「ヒール〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

ヒールの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南半球五万哩」より 著者:井上円了
テルに至り会食す。 十三日、曇り(満月)。早朝寓所を出でて、車行二十九マイル、ヒールズビル村に至る。山間の小駅なり。メルボルンよりここに至り、はじめて渓山を見....
灰燼十万巻」より 著者:内田魯庵
お珍奇とするに足る。 其他各国大学又は図書館協会或は学会等、及びクワーリッチ、ヒールセマン等英仏独蘭の稀覯書肆から出版した各種の稀覯書目録が数百種あった。凡そ....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
下りた。玄関のくつぬぎの上には、彼の赤革の編あげ靴に並んで、飾りのついた黒いハイヒールの彼女の靴が、つつましやかに並んでいた。 ミチミは、すこし後れて家から出....
耳香水」より 著者:大倉燁子
。頭の上から、足の先まで寸分の隙もない、流行ずくめの、金のかかった洋装です。ハイヒールを穿いているせいか背丈までがずうっと高く見え、歩き方もうまい、街燈の灯でち....
花束の虫」より 著者:大阪圭吉
ながら、靴跡を覗き込んだ。が、勿論二人の眼には、どう見てもそれは踵の小さいハイ・ヒールの女靴の跡ではなく、全態の形こそ小さいが、明かに男の靴跡としか見られない。....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
は、ほかの人たちのつめかけている部屋へ、メグをつれていきました。 メグは、ハイヒールの青い絹の舞踏靴をはき、長いスカートをひきずり、胸をわくわくさせながら歩い....
貞操問答」より 著者:菊池寛
り、もう人通りの少くなった路次を通って行く、新子の心はさびしかった。 と、ハイヒールの靴音が、大またに自分を追うて来たかと思うと寝しずまった町並の家の安眠妨害....
握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
を進めたようだ。 島田髷の時代には売物にならなかった御面相が、口紅、爪紅、ハイヒールで堂々と寿司通仲間に侵入し、羽振りを利かす時代になってしまった。昔ならほと....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
、もっぱら男女同権。その喧嘩ッ早いこと。嘘だと思ったら、やってごらんなさい。ハイヒールをぬいで右手でつかんでサッとかまえる。ポカンと殴ってサッサと逃げる。もはや....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
らの友だちは、ケートと愛称した。ケートは二十年ちかくもニューヨークの富豪、ベンフヒールド氏の家に奉公して女執事をつとめた。ちょうどいまから一ヵ月まえ、ベン氏夫妻....
山の雪」より 著者:高村光太郎
ツネのは一列につづいている。そしてうしろの方へ雪がけってある。つまり女の人がハイヒールのくつでうまくあるくように、一直線上をあるく。四本のあしだから、なかなかむ....
野狐」より 著者:田中英光
気がつけば、私は離れの十畳に寝ており、姉がかいまきをかけてくれている。桂子のハイヒールもハンドバッグも残っているが、すでに彼女が出て三時間にもなる。私は諦めて寝....
四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
しくしらみとりつくせない 老木倒れたるままのひかげ 街のある日のあるところ ハイヒールで葱ぶらさげて只今おかへり 今日の太陽がまづ城のてつぺん 道べり腰をおろし....
チューインガム」より 著者:寺田寅彦
銀座を歩いていたら、派手な洋装をした若い女が二人、ハイヒールの足並を揃えて遊弋していた。そうして二人とも美しい顔をゆがめてチューインガ....
坂田の場合」より 著者:豊島与志雄
があります。なぜそんな荷物を背負っていかなけりゃならないんですか。危っかしいハイヒールの靴をはいて、つんとすまして、とっとっと急いでゆく若い女があります。なぜそ....