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ビーフ
「ビーフ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ビーフの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
んで、確かに六分かかったと大げさなことをいう。五分くらいのものだ。昼にはコールド
ビーフを食わされてみんな大喜びをした。三時頃までくたびれて炬燵でねた。それから昨....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
普通の人間の日常要るものは大がいならべてある。 また、パン、ビフテキ、ロースト
ビーフ、ソーセージ、オムレツ、ハム、サーディン、マカロニ、サラダ、キャフェ、チョ....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
卓の上にのみ限る場合には、その範囲がよほど狭くなるようである。 勿論、コールド
ビーフやハムサラダでビールを一杯飲むのもいい。日本流の洗肉や水貝も悪くない。果物....
「本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
張っている面の癪《しゃく》に触る事! 吾輩等は握飯を失ったので仕方なく、コーン
ビーフの缶詰を切り、握飯の中の梅干だけはまさか汗漬にもなるまいと、塩からい冷肉を....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
ウのうで前は、すこしあぶないようでした。メグが心配すると、 「だいじょうぶ、コン
ビーフも、じゃがいももある。つけ合せに、アスパラガスとえびを買ってくるわ。それか....
「アメリカの牛豚」より 著者:北大路魯山人
鮮さがなく、不潔感さえあって僕は食べる気になれませんでした。そこで、特に注文して
ビーフステーキを焼いてもらいましたが、日本の牛肉の方がはるかにうまい。ただし焼き....
「デンマークのビール」より 著者:北大路魯山人
につけて行き届いていて、味も優れています。 ロンドンに着いたら、なにはおいても
ビーフステーキを試食するのを楽しみにしていましたが、残念なことに、ここではまだ肉....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
った。昔ならほとんど見られなかった風景である。この調子では今にトマトの寿司、コン
ビーフの寿司、サンドイッチの寿司、トンカツの寿司など、創意創作がむやみやたらと現....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
「俺のところだって、この頃は鮎のフライがある。それに鰆は今しゅんだな。コールド
ビーフが食べたいな。おい。」 「茄子、南瓜、隠元、大蒜、うちの畑はいいよ、そりゃ....
「死の接吻」より 著者:小酒井不木
考えたのである。 先ず、会社へ行って京助を連れ出し、二人で西洋料理屋にはいり、
ビーフステーキを食べる。京助は肉に焼塩をかけて食う癖があるから、その焼塩の中に亜....
「墓地の殺人」より 著者:小酒井不木
思わず顔を見合わせました。小田さんは私たちに頓着なく言葉を続けました。 「それは
ビーフカツの消化の程度で分かったのだ。殺されたのがゆうべの十二時だとすれば、ビー....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
要なのは、食料品である。船の所蔵品をしらべると、ビスケット、ハム、腸づめ、コーン
ビーフ、魚のかんづめ、野菜等、倹約すれば二ヵ月分はある。だがそのあいだに、銃猟や....
「放浪の宿」より 著者:里村欣三
へ、当の支那服がのっそり帰って来た。油だらけの新聞紙をほごすと、焼きたてのロース
ビーフが、碁盤のように転がり出た。素晴らしい匂いが鼻から尻の穴へ抜け出るようだっ....
「真珠の首飾り」より 著者:神西清
こぶる御機嫌さんで帰ってきた。 家内が言うことにや、―― 「いかが、コールド・
ビーフを、葡萄酒に水をあしらって召しあがらないこと? わたしたちは、ヴァシーリエ....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
、天ぷらの昼飯を食っていた。 隣の席に、七十余りのおばあさんが、これは皿の中の
ビーフカツレツらしいものを、両手に一つずつ持った箸の先で、しきりにつっついている....