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ファクタ
「ファクタ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ファクタの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「J・D・カーの密室犯罪の研究」より 著者:井上良夫
ある。 ヴァン・ダインの『グリーン・マーダー・ケース』終り近くに羅列される重要
ファクターの箇条書から受ける感じと一寸似ているが、挑戦の面白味も一と際増して来る....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
コオ著、人種論。 なおほかに英文で、ウォドのピュア・ソシオロジイとサイキカル・
ファクタアス、ギディングスのプリンシプル・オブ・ソシオロジイ。 ここまで書いた....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
しながら、小さい唇に、タンジーの紅をつけている。 「そのほかは、みんなマックス・
ファクター専門なの?」 妹を非難する新子の心も、鏡台の前の各々好もしい形をした....
「啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
くてカントは、啓蒙が一切の意味に於て非政治的であるということを、即ち政治的変革の
ファクターではなくてただの文化的向上の槓杆だということを、啓蒙的にシステマタイズ....
「近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
けマイナスになったのでもあるが、併しとに角インフレーション=物価騰貴の最も末端の
ファクターは削られたわけだから、何と云ってもその精神に於ては馬場財政修正だったの....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
に於けるその積極的な役割、それから思想・哲学・文学・芸術・等々に於ける不可欠の一
ファクターとしてのその特異なリアリティー、こういうものはカーライル以後もあまり真....
「読書法」より 著者:戸坂潤
める。地方の情実や資本主義工業による様々の陋習に捉われず、原価を決定すべき一切の
ファクターを総体に於て最低たらしめるべく、科学的な工業立地を採用せねばならぬ。次....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
だ。学術振興会・学術研究会議・学士院・貴族院・等に於ける半政治的な仕事では大きな
ファクターであるが、本質は不覊奔放な研究家という処にあるだろう。令息達や女婿を合....
「それから」より 著者:夏目漱石
欧洲《おうしゅう》から押し寄せた海嘯《つなみ》と心得ていた。 この二つの因数《
ファクター》は、何処《どこ》かで平衡を得なければならない。けれども、貧弱な日本が....
「生きつつある自意識」より 著者:宮本百合子
パにおける自我や自意識の課題が第一次第二次大戦を経た一九四五年までにはその社会的
ファクターをどのようにまで発展させて来ているか、ということについて知る時間のあっ....
「浦和充子の事件に関して」より 著者:宮本百合子
にしろ欲しがったから食べさしちまうということは、非常に疑問です。つまりこの事件の
ファクター、素因のプロパーとして特殊の事情として、普通ではわからない心理が充子と....
「家庭創造の情熱」より 著者:宮本百合子
た複合体であると同様に妻となる女性も、彼女の或は無心な情緒の奥にそれだけの因子《
ファクター》をちゃんとしまっているわけである。 人間の性格や気質にいろいろの癖....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
うでいて、文学の評論家は一人もしていないことなのよ。即ち、彼の内部でリアリズムの
ファクターはそのところまで拡張もしていないし、複雑になってもいないというわけだろ....
「心に疼く欲求がある」より 著者:宮本百合子
ぎる。こんにちでは、昔ながらの日本のコンプレックスが解かれきっていない上に舶来の
ファクターが重って来て、日本の知性、良心のコンプレックスは実に圧の高いものになっ....
「質問へのお答え」より 著者:宮本百合子
学的真理という場合、当然自然科学と社会科学とが考えられます。社会科学が現代新しい
ファクターを加えつつ人類の社会の発展の法則をわれわれに示していることは、説明を必....