»
ファッション
「ファッション〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
ファッションの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「家霊」より 著者:岡本かの子
は何となく心に浸み込むものがあるような晩なのを嫌に思い、努めて気が軽くなるように
ファッション雑誌や映画会社の宣伝雑誌の頁を繰っていた。店を看板にする十時までには....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
ることなどは、すっかり忘れたように、スリー・キャッスルの細巻を吸いながら、綺麗な
ファッション・ブックを漫然とながめているのだった。 新子は、切り終った本を卓の....
「心霊殺人事件」より 著者:坂口安吾
働く必要もないのですが、一寸法師の兄はあのように旅館の客ひき番頭ですし、末の妹は
ファッションモデルをやっております」 姉が苦笑して語っているあいだ、妹はおもし....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
同じ社会に活きている沢山の人間達の間に、共通する好みの類が、風俗をなすのである。
ファッションやモードと云っても、それはただの伊達ごとではなくて、それとなく、時代....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
又、アラモードなのだ。『原始仏教の実践哲学』では、この研究・省察・関心・における
ファッション・アラ・モードぶりは、絶大な威力を発揮した。原始仏教の教義内容をば、....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
母が言っていたひとにきまった。 どう見ても、カブキの女形だ。 まだ新人だが、
ファッション・モデルという商売柄、他人の服装やタイプに、ひとかどの意見をもってい....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
目でさがしまわっている。 一方、スノッブな蛙の社会では、食われることがニュウ・
ファッションだというので、流行の波に乗って古めかしい寓話の再興をやっていますが、....
「肌色の月」より 著者:久生十蘭
ると、灰銀のフラノのワンピースに緋裏のついた黒のモヘアのストールという、どこかの
ファッション・モデルのような恰好で車室を流して歩き、知った顔がないかと物色してい....
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
に女王マタ・アリを中心に、色彩的な「饒舌《じょうぜつ》と淫欲《いんよく》と流行《
ファッション》の宮廷《コウト》」ができあがって、われこそ一番のお気に入りだと競争....
「五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
の民主主義文学の運動にふれたり、それをまともに論議したりすることは、語り手自身の
ファッション・ショウめいているそのような場面ではもう|流行はずれ《アウト・オブ・....