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フィヨルド
「フィヨルド〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
フィヨルドの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
煙の間に隠見するところ、さらに趣を添う。かつ、渓谷の間は海水縦横に湾入す。これを
フィヨルドと称す。これに浜したる地は草木茂生するも、山腹はすべて岩石のみ。 奇巌....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
関が唸って鴎が追う。これからオスロまで海上一昼夜の旅。やがて諾威クリスチャニアの
フィヨルドが私たちを迎えるだろう。 が、いまはこの白夜の暗黒を点綴して、船にち....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
する。それは言うまでもなく、ろんどんチャアリン・クロスの敷石も、クリスチャニアの
フィヨルドも、シャンゼリゼエの鋪道も、同じ軽さで叩いたし、マドリッド闘牛場の砂も....
「映画雑感(Ⅵ)」より 著者:寺田寅彦
ランドのどの辺を舞台にしたものか不明なのが遺憾ではあるが、とにかく先ず極地の夏の
フィヨルドの景色の荒涼な美しさだけでも、普通の動かない写真では到底見られぬ真実味....
「春寒」より 著者:寺田寅彦
義なハルメソンとその子が王の柩を船底に隠し、石ころをつめたにせの柩を上に飾って、
フィヨルドの波をこぎ下る光景がありあり目に浮かんだ、そうしてこの音楽の律動が櫂の....